ガンダム ザ・スリーディーバトルの感想レビュー（３DSゲーム）

バンダイナムコゲームスのニンテンドー3DS専用アクションゲーム、『ガンダム ザ・スリーディーバトル』が発売中です。
『ガンダムバトル』シリーズでお馴染みのアートディンクが手掛けたということで、同シリーズのファンで気になっているという方も多そうな雰囲気ですね。

ゲームシステム的には、大枠は歴代のシリーズを踏襲した作りになっているので、旧シリーズをプレイされたことのある方なら同じ感覚で遊べるかと。
Lボタン＋各ボタンでチャージ攻撃といった操作方法もお馴染みのものですし、キャンペーンモードをクリアして新機体を獲得→チューンナップして強化しながら新しいミッションを進めていくという流れもいつも通りです。

本作ではファーストガンダム時代の一年戦争、Zガンダム時代のグリプス戦役、逆襲のシャア時代のシャアの反乱のシナリオをプレイすることが出来ますが、ファーストガンダムもZガンダムも劇場版のシナリオに沿って進むのが特徴と言えるかと。
今回は、連邦かジオンかの所属勢力を選択後は、時代に沿ってプレイする必要があるので、まだグリプス戦役までたどり着いていないのですが、新訳Zガンダムのシナリオはどう変化がつけられているのか楽しみです。
やっぱり、最後はカミーユも助かるのかしら？

さて、選べる時代や機体数が『アサルトサヴァイブ』に比べて大幅に減っていることは確かに残念ですが、３DSの発売からまだ間がないこの時期に、早速ガンダム系新作がリリースされたことは喜ばしいことだと思います。
やはり３DSと言えば立体視の部分が気になるところだと思うのですが、元々画面奥の敵に向かっての射撃が基本となる本シリーズとの相性は良かったようで、『ハイスピードで迫力のあるバトルが楽しめる』というコンセプトについては十分に達成できていると思います。
３DSのゲーム画面特有の立体視自体に慣れてきたということもあるかも知れませんが、思ったより違和感なく３D画像に馴染めましたし、２Dの時には感じられなかったスケール感や面白さが堪能できるのが好印象でした。

また、HPゲージに関して回復可能な『リカバリーダメージ』と累積したリカバリーダメージのゲージを消滅させる『武器のブレイク属性』の概念が追加されたため、今までになかった駆け引きが楽しめるのも良い進化点だと思います。
雑魚は今まで通り連射で倒せば問題ないとしても、エース級の敵が出てきたときには戦いを下手に長引かせてリカバリーダメージを回復されてしまわないように、ある程度リカバリーダメージを与えたら一度ブレイク属性を持った武器に変更＆確実に当ててリカバリーゲージを消滅させる、といった対応が重要になって来そうな気配です。
自機的にも、多少被弾しても回避に集中すればリカバリーダメージ分を回復することが出来るメリットがありますし、ゴリ押し一辺倒ではなく、避けたりシールドで防御することの重要性も増したと言えるかと。

また、難易度は３段階から選べるので、自分の腕と相談してストレス無く遊ぶことが可能です。
難易度が高いほど、獲得できる評価の上限があがり、得られるポイントも増えるという正比例関係なので、ある程度機体を強化するまではイージーで、効率よく限界まで強化する時はハードで、という感じで遊ぶと良さそうですね。
基本的には初期状態でも比較的スラスター周りに余裕があるので快適にプレイできますし、敵エース級はSP攻撃をきっちり使ってくるので緊張感も丁度良い感じかと。

あと、すれちがい通信の設定をしておけば、自分の育てたパイロットや機体のデータを他のプレイヤーと同時に５体、最大１００体まで交換することが出来、その相手が敵として登場する専用ミッションをプレイすることも可能とのこと。
すれ違いを始めるには予めオプションで設定しておく必要がありますが、一度設定しておけば各種のデータはプレイヤーの進行に合わせて最新の記録に更新されていくみたいなので、手軽に配信＆受信が可能です。

結論としては、３DSでアクションゲームが遊びたい方、ガンダム好きの方、ガンダムバトルシリーズのファンの方なら旧作に無い新要素である『質の良い立体視と通信要素』に興味のある方にオススメかと。
ゲスト参戦機体としてガンダムUCのユニコーン＆シナンジュも登場するということで気になりますが、プレイアブルになるまでにはある程度キャンペーンを進める必要がありそう？なので、その点はご注意を。


詳しくは公式サイトの方でご確認を。

ガンダム ザ・スリーディーバトル公式サイトはこちらから

にほんブログ村