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あかね色に染まる坂第11話『あかね色のパズルメント』の感想レビュー

2008年12月12日 20時20分15秒 | その他アニメ
『私は準一が好きよ。だけど同じくらい湊の事だって大好き!なのにどうして嘘をつくの?どうして私を信じてくれないの?どうして全部1人で抱え込もうとするの?・・・湊ぉ!』
優姫の悲痛な叫びは、湊に届くのでしょうか?
クライマックス直前で、手に汗握る展開です。
特に、Bパート後半は必見!

『この先は、許嫁とか家のこととか関係なく、自分の意志で決めたいんです。・・・長瀬準一と「恋愛」してきます!』

一度実家に戻った優姫は、父親に婚約を白紙に戻すことを願い出ます。
準一を嫌いになったということではなく、好きだからこその選択という訳ですね。
周囲の環境に流されず、自分の気持ちを偽りなく貫き通す決意を固めた優姫の笑顔がまぶしかったです。

しかし、準一と湊は前日の出来事を隠そうとしたまま。
自分に隠し事をしている準一に対し、イライラを募らせる優姫ですが、

『優姫・・・。「大丈夫」だから!』

準一は決して答えようとせず、優姫を抱きしめるのみ。
いくら態度でごまかそうとしても、本心からの説明では無いのであんまり説得力が無いな~と思って見ていましたが、案の定優姫も納得出来ず、距離を置いてしまいました。
折角優姫が前向きに頑張っているのに、準一のせいでちょっと台無し感が。
いくら自分自身も戸惑っているとはいえ、自分の彼女を安心させてあげようという配慮が足りない気がします。

2人の仲たがいの様子を見たつかさや観月達は、早すぎる倦怠期を解消してあげようと策を巡らすものの、空回りする一方。
原因である湊が口をつぐんでいる時点でどうしようもない訳ですが、その様子を察した優姫自らがたいしたことではないとごまかし、一旦話し合いは終了。
この時点で優姫は湊と準一の2人と、きちんと話し合う決意をしていたのかもしれませんね。
華恋が「かなり頑張ってる!」感を出していましたが、なごみんにばっさりと斬り捨てられていたのが不憫でしたww
やはり準一、湊、優姫と他のキャラたちの間には、決して越えられない壁がありますね。
結果的にそうなったというよりは、はじめからこうなるように演出されていたといった方がしっくり来るので、ある意味残念かも。

そんな中、急に準一が父親に呼び出され、優姫と湊は2人きりで一晩過ごすことに。
優姫の唯一の得意料理、カレーを作る・・・って、取り出したのはジェノカレーですかww

料理をしながら、今までのことを振り返る2人。
優姫は、湊のような「親友」と出会えて良かったと感慨深げに語ります。
思わずお皿を落としてしまった湊を見て、いよいよヤンデレ化してしまうのか?と妙にどきどきしてしまいましたが、そんな展開にはならず。
ほっと一安心かと思いきや、これが「最後の晩餐」だと優姫が告げたあたりから、物語は一気に佳境へ。

『わかるでしょ、湊?きっと私達、3人で暮らしたら、これからもっと、辛くなる・・・!』

直球キタコレ!

『違うんです!私が、悪いんです!』

『誰も・・・悪くないよ。』

『だって!優姫さんは兄さんの婚約者なんですから!』

『それも、もうなくなったの。婚約は破棄したわ。だって、そんなもの無くったって、これから準一とは、ずっとうまくやっていけるって、信じてたから。・・・信じてたのに。』

過去形の言い方が切ないですね。
精神が擦り切れたのは優姫の方だったか!?とドキドキでした。
はっとした表情で駆け寄る湊。

『ごめんなさい!ごめんなさい、ごめんなさい・・・。』

『謝らないで。どうして湊が謝るの?「何も無い」って言ったじゃない!湊も準一も嘘ばっかり!そのことが一番悔しい・・・!』

今までにないリアルな心情描写が秀逸でしたね。
ここまでずっとコレ系で展開していたら神アニメだったような気がww

『私は準一が好きよ。だけど同じくらい湊の事だって大好き!なのにどうして嘘をつくの?どうして私を信じてくれないの?どうして全部1人で抱え込もうとするの?・・・湊ぉ!もっと私と向き合って!ちゃんと、ちゃんと向き合って!自分ひとりで傷つかないで!兄妹だからって「遠慮」しないで!湊の・・・湊の本当の気持ちを教えて・・・?』

『・・・私は・・・兄さんが、「好き」・・・。』

『やっと、言ってくれた・・・!』

『ずっと言えなくて・・・ごめんなさい・・・!』

『・・・許す。』

『自分でもどうしたら良いのか、わからなくて・・・。』

『・・・許す。』

『兄妹だから・・・兄妹なのに・・・!』

『・・・許す。』

『全部許さないで下さい!』

『許すったら、許す!』

『駄目です!私は全然、「フェア」じゃなかった!優姫さんが、こんなにも私のことを考えてくれていたのに・・・!』

『いいの、もう。』

『本当に、いいんですか?私・・・兄さんの事を想っていても・・・。』

『恋愛に「正解」なんて無いでしょ?多分。』

泣きじゃくる湊をそっと抱きしめる優姫がステキでした。
神々しいといって良いくらいの、慈しみにあふれた笑顔が印象的でしたね。
斬った張ったの超修羅場!・・・にはならなくて良かったです。
2人とも準一にはもったいない気すらしてきました。
いっそ百合エンドでもww
ラスト3話に詰め込みすぎた印象はあるものの、グダグダになってしまわなくて良かったと思います。

『そうよ・・・「あいつがどう思っているか」が重要なんだから・・・。』

帰らない準一を思いつつ、エンディングへ。
いよいよ、再会を果たす直前の準一&両親ズ。
両親ズが準一に何を話すのか、今から気になりますね。

次回、第12話、『あかね色に染まる坂』

お兄ちゃん!という湊の呼び声がバックに流れましたが、準一がどちらを選ぶのか今から気になりますね。
優姫のフランス行きのチケットの伏線が消化されていないのが吉と出るか凶と出るか・・・目が離せません!

(追記:湊じゃなくて優姫の声だと書かれているブログ様が多いみたいです。というか、湊だったら「兄さん」と呼ぶのが普通かも。もしや血縁が入れ替わる超展開?)





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