ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

秋ですよ

2013-10-28 | Bicycle ride


なんだかバタバタしてたらすっかり寒くなって、いつの間にか秋になってました。

という訳で、秋を体感しに出掛けてみましょう。
久しぶりのライドなので、今回は(も?)写真多めでいきます。

本日のスタート地点は、兵庫県は神河町寺前駅付近。



役場に車をデポしようと思いましたが、「商工祭」ってのをやってて停めれなかったので、近くの邪魔にならなそうな場所へ適当に。
といあえず奥へ奥へと向かっていきます。



のどか。 その言葉がピッタリ。



去年の同じ頃、紅葉の前の秋を感じる為砥峰高原に行きました。
とっても素晴らしい場所で凄く印象に残ってるので、今年も是非とも向かいたかったんですよね。
前回は福知渓谷を経由するルートで向かいましたが、あっちだと途中ダート区間があるんですよね。
チューブラーでパンクすると面倒くさいし、出来るなら走った事ない道で行きたいし。
てなわけで、今回は反対の長谷から砥峰高原を目指します。


長谷駅前交差点を左折して、さらに奥へと進みます。
程なく10%に迫る坂道が牙を向く。



焦らずにゆっくり登れば大丈夫。えっちらおっちらと・・・。



道路横の柵が低いですし、柵の向こうはすぐに切り立った崖になってるので高度感を結構感じられる道です。
クワトロNさんには厳しいルートかも(笑)

そして程なく長谷ダムがドーンと視界に飛び込んできます。



シンプルな構造ですが、大きくてなかなか美しいダムですね。
ダム横のトンネルを抜けて、貯水池方向。



紅葉が進んでれば見事だったでしょうね。
多少向かい風はありましたが、秋晴れの空の下、緑いっぱいの中を進んでいくのは気持ちいい~♪

長谷駅交差点から砥峰高原までは約10km。
残り4kmぐらいから10%が当たり前のなかなか厳しい坂が続きます。





ススキの時期は訪れる人も多く、車やバイク、そして大型観光バスもたくさん登っていきます。
でもタイミングが良かったのか、道中では一台もバスに遭遇しませんでした。



600mくらい登るので、時折木々の間から見える下の集落がどんどん小さくなっていきます。
速度は笑っちゃうくらいゆっくりですけど、ペダルを回す事の積み重ねでこんなに登れるんだから凄いですよね。

ラストの2kmは正直来たことを後悔するくらいキツいです(笑)
でもこの景色が目に入った瞬間に、辛かった気分もキレイさっぱり吹っ飛んでいきますよ。



今年もやってきました。ススキの大群生地 砥峰高原!




「今年はススキが少ないねー」と言う会話がちらほら聞こえました。
確かに去年はもっと咲いてた気がしますが、でもやっぱここいいです。
毎年でも来たいと思いますね。




長谷駅の近くにあるホテル モンテローザの釜飯弁当をススキを見ながら食す。
けっこう美味いし、たまにはこういうのもいいもんです。


一通りパシャパシャやった後は、今度は峰山高原へと続く基幹林道に向かいます。
この道地図に載ってなくて、つい最近まで通れるって知らなかったんですよね。
「天空のワインディングロード」なんて評される方もおられましたんで、これは是非とも走ってみないとあかんでしょ。


ススキに囲まれる森林全開の林道。





多少荒れてる箇所もありますが、人も車もほとんどいなくて最高!!




途中に分岐があって、大田池と書かれてる方があったので寄り道を。



ここらは若干色付いてるのもありますね。
でもPLフィルターを忘れてきたのが悔やまれるorz


登ったり下ったりしながら大田池へ。



登ってくる途中にあった長谷ダムから、ここに水を汲み上げて揚水発電を行ってます。
揚水「発電」なんて言いますけどね、要は電気を使ってポンプでわざわざ汲み上げるんですよ。
で今度はその水を下に流す力を使って水力発電をして電気を作るんですよね。

・・・・・・

すっごく無駄な事をしてるように思うのは自分だけでしょうか?w

電力って昼間に沢山使われてて、夜間は余りまくってるんですよね。
だから余ってる夜間電力を使って水を汲み上げ、それを流して昼間の電力にあてるわけです。
これだけ聞けば効率的にも思えるんですが・・・
率直に言って・・・ じゃあ夜間に発電機止めればいいじゃんって(笑)

原発なんかは基本的に一度動かしたらずっとアクセル全開じゃないといけないのでこの揚水発電とセットで考えられるんですが、
なんかね・・・ 今やってる事が全く駄目とは言わないけど、もっと効率的な方法ってあるんじゃないの?
これだけの施設を作れる技術があるならもっと効率的な方にベクトルを向けてもいいと思うの。
そりゃ一切の無駄を省けなんて言うつもりもないし、無駄な事も時には必要だと思うし、僕らの趣味なんて無駄の塊かもしれないけど。

とかなんとか考えてみたり。


話を戻そう。



天空のワインディングロード。その表現に偽りなし。






すんげえ楽しい。
途中でほとんど車にも遭遇しなかったんだけど、なんで皆ここ走らないのかほんと不思議。


基幹林道を走りきって峰山高原に到着!



峰山高原ホテル リラクシア



紅葉のベストシーズンだとロケーション抜群でしょうね~




ノルウェイの森の撮影は砥峰高原だけでなくここでもされてたのか、フムフム。



森林浴で満たしてくれた峰山高原をあとにします。
スタートしてからここまで30kmちょいで1100m登ったので、自分としては頑張ったコース。
そしてここからの帰り道は20km下りオンリー!!

シュッパーツ♪


こちらのルートは「峰山高原ヒルクライム」のコースを逆打ちです。
傾斜もキツくてヘアピンカーブの連続。
こういう下りは自分はあまり得意じゃないんだけど、ベンさんが得意そうw

んで、しかし・・・、さ・・寒い!w
ウインドブレイクジャケットを着てたので身体はなんとかなるんですが、指が寒い。
そろそろフルフィンガーの出番ですなぁ。
指切りの方がカメラ操作しやすいので便利なんですけどね。


ラスト10kmは道も広くて綺麗で爽快なダウンヒル。



こんなに長い時間アウタートップで走り続けれた事ってちょっとないぞw


距離は短かったけど満足したコースでした。




色々とバタバタしてますが、あらためてやっぱ自転車面白いっすなあ。
いい景色が見れた事は勿論、この疲労感が心地いいですw


読んでくれてありがとう。
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