ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

DAY39 九州 / 豊後大野ー延岡 国道326号線、九州山地を越えて行こう!『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月10日 | 自転車の旅 国内

きょうは九州山地の峠を越える。
豊後大野市の町を出たら直ぐに峠道になり、最初の10kmで一気に峠を越えるのだ。

しかし、豊後大野市の朝の気温は、
0.6度。
このまま出発したら峠道は凍結しているかも。
と、それを言い訳にしてダラダラした。

宿の賄いメシがうまくない。お茶で腹に流し込んだ。さあ出発だ。
気温5度。微風。薄曇り。悪くない。

町外れに出たら

山に囲まれていることがよくわかった。

神社と「目が合った」。

こういうときは、ちゃんと挨拶を済ませる。
小銭入れもスッキリした。

峠、始まる。

右上に、なんかおる!

道端に、やたら生えてるやつ。

これな!

あの、くっつきまくるやつ。

容赦ない。

谷を越えていく、

山里に不釣り合いな、立派な橋梁が立つ。

その先には、トンネル。

ちゃんとチャリ道ある。

古そうな、

立派な御殿があった。

どのトンネルにもちゃんと、

チャリ道ある。

チャリ道が左車線に移動だ。

ラッキー!

道路には色んなものが落ちていて興味津々。

これ落としたクルマ、困っただろうなあ。

人のことは言えない。

時折、車輪から弦を弾くような音がするので、気になっていた折れたスポーク(北九州で折れた)を取り外した。

特に改善せず。

圧倒される。

まるで東山魁夷だ。

かなり登ってきた。

標高は400mに迫る。
勾配が緩やかなので想定よりもはるかに楽に登れる。

チャリ道ある。

このトンネルは、

標高389m

旧道があった。

立派な橋だ。

鉄感に凄みがある。

西郷軍も越えた三国峠に続く道だ。

まだまだトンネル続く。

チャリ道が右側に移る。

いくつ目だろ?

奥畑トンネル。

標高393m,

大分ー延岡、国道326号
最高標高地点は、奥畑トンネル
標高393m

(GPS計測、最大誤差±10m)

三国峠!

旧道はもっともっと険しく、かつ高いという。


トンネル続く。

おっと。

これが三国トンネルか。
通り過ぎるとこだった。

標高385m

少し下りが始まったみたいだ。

三国峠の旧道。

落ち葉のシャリシャリ感が楽しい。

おー。

下りが始まったぞ。

綺麗な空だ。

飛び込んでいきそうだ。

標高200m前後で、ダウンヒル終了。

再び、登ったり下ったりの山里チャリ道だ。

豊後大野から27km。

最初の道の駅。標高200m弱。

うめ!


うめ!

うめ!

うめ!

うめ!ということは?

うまいもの、あるかも?


猪肉ラーメン!

おおっ!!

イノシシの肉、きたーー!!

うめー!!

もう、
スイッチ入った!


追加くださいっ!

体操の田中理恵似(推定40歳)の店員さんに勧められるまま、

男は「猪肉鉄板焼き」をオーダーだ!

うおおおお!!

イノシシうめー!

イノシシの脂身さいこー!

野菜まきまき。

うめー!!

たまらーん!!

男は、ようやく腹八分目になったぞ。


さあ、道の駅・うめー!を、
出発しなくては。

このまま長居しとったら、
惚れてしまうやろ。


立派な橋の向こうには、またトンネル。

今度のは長そうだ。

桑の原トンネル、1600m以上。
でも、ちゃんとチャリ道ある。

ひとりディズニーランドのアトラクションを

満喫してるような気がしないでもない。

あら?

あっという間に、

宮崎県にイン!

宮崎県に入っても、

ちゃんとチャリ道ある。


だいぶ里らしくなってきた。


川沿いに、川の流れのように、ゆっくりくだっていく国道326号。


あちこちに、

沈下橋がある。

やがて、

国道10号に合流した。


宮崎市まで、

100kmを切った。

歩道用とクルマ用のトンネル

クルマ用を選択。

町が近い。

もうすぐ延岡市。新鮮な魚が食えるぞ。

五ヶ瀬川と、汽車。

明日は雨だという。

本日の走行距離、

56km。

トンネル連続区間だった。
トンネル内は衛星電波が途切れてデータ残らないから、
実際には60km前後だと思う。

ホットチョコレートとウヰスキーで、

延岡の夜は更けるのだな。