最近の出来事

ニュースや新しいテクノロジー、サイエンスについて感じること。

日本のコンピューター

2010-02-13 17:32:25 | 日記
最近、日本を中心に活動しているインターネット上の集まりに参加しようとして気付いた。マッキントッシュは最初から相手にされていないのである。こちらでは多くの場合、ウィンドウズやマックは勿論のこと、ユニックスにもソフトが対応しているのが常識だから少々驚いた。インターネットのブラウザーや多くのホームページを見ればわかる。
個別のソフトならいざ知らず、インターネットのクライアントがで互換性が無いといのはどうだろうか。
日本社会ではウィンドウズ以外はOSにあらずということか。
仕方がないので、退役していたビスタを引っ張り出してきた。
やはり使いづらい。コンピューターメーカーがダウングレードキットを発売していたのもうなずける。簡単なインターネット通信にこんな重たい(重装備の)OSを使わなければいけないとは悲劇である。

オリンピック報道

2010-02-12 23:09:21 | 日記
金姸兒がアメリカのマスコミで大きく取り上げられている。
彼女の足跡をたどるドキュメンタリーやインタビューも放映されている。
ニューヨークタイムスでも Brian Orser と共に映像ニュースで紹介されている。

韓国がフィギュアスケートで金メダルを取ったことが無いことと、ブライアン自身が2度の銀メダルに終わっていることから周囲がどれだけ金メダルを望んでいるか、そのプレッシャーがいかばかりのものかを伝えている。
さらに韓国固有の社会慣習や文化がそのプレッシャーにどうかかわってくるかも報道している。

自国の選手ばかりに焦点を合わせた報道ばかりでなく、余り知られていない選手や国の紹介にも力を入れていることが分かる。内容も濃く記事も映像も読みごたえ、見ごたえがある。

ワルキューレ

2010-02-11 23:38:07 | 日記


レーザーディスク電子化プロジェクトは順調に進んでいるがいかんせん時間がかかる。
5時間もののアナログ映像ををデジタルに変換するのに5時間かかるからだ。
最終的にDVDと電子ファイルの2本立てにするのだが、こちらの方は5時間分で8時間かかる。
アナログ映像取り込みと異なり途中で手を加える必要がないので、寝る前に始めると起きてくる頃には終わっているという算段だ。大きな問題とはならない。

昨日はメトロポリタンオペラのワルキューレを手がけた。
実際に見たものと同じプロダクションなので懐かしくなり、取り込みの間中に鑑賞してしまった。

ジェームス・モリスのボータンは絶品。
ベーレンスのブリュンヒルデも迫力がある。
ジェシー・ノーマンがジークリンデなのだが映像だと評価が難しい。
肉声は素晴らしいが、録音を聴きながら映像でクローズアップされると少し怖い。
そういえば最近、彼女を見かけない。
LDプロジェクトでは、フランスものはまだ先のこととなるが、彼女のカルメンは素晴らしい。
楽しみだ。

ワルキューレはワグナーのオペラの特徴的な登場人物だからいろいろと引用される。
「ベルサイユの幽霊」はボーマルシェの時代設定でフィガロが主役だが、終盤にワルキューレが登場してこんなのはオペラではないと叫ぶシーンがある。
ドイツ人のきまじめさやイタリア系のいい加減さを面白く表現している。
来月くらいにはもう一度見られるかな。
キリコのフィガロとストラータスはもちろんのこと今飛ぶ鳥を落とす勢いのルネ・フレミングがロジーナ伯爵夫人を演じている。
余り日本ではなじみがないかも知れないが面白いブッファだと思う。
ちなみに作者のコリリアーノが作曲した「レッドバイオリン」の映画音楽も印象に残る作品だ。

社会責任

2010-02-10 20:56:16 | 日記
今日は吹雪のため時間が止まっている。
ニューヨーク市内および近郊の小中学校高校は昨日のうちに翌日休校の知らせを出した。
年に1-2回しか閉鎖しない大学も昨日のうちにキャンパス閉鎖を宣言。

こちらの学校の情報伝達手段は4種類。

 ローカルテレビ局でこういう情報のみを流しているチャンネルがある。
長くとも5分も眺めていると自分の学区が出てくる。
 録音メッセージ
特定の番号に電話すると録音されたメッセージが聞ける。
 インターネットウェブサイトに行くと伝言板がある。
 メール
緊急情報メールが発信される。

そこで気付いたこと。

文部省管轄の日本語学校の場合電話リレーが情報伝達法。
受け身である。
電話がかかってくるまで待たなければいけない。
上記4種類は全てこちらが行動を起こす主体である。
自分が知りたいと思ったときにウェブサイトに行くなり、電話をかけたりするのである。
その代わり、その情報を得る責任は受信者側にある。
学校側の責任は情報を掲示するところまでである。 (FOB shipping)

日本語学校の場合、最後の連絡社が学校に報告するので情報が回ったことを確認するところまで学校の仕事である。

どちらが大人の社会だろうか?

アメリカの大学

2010-02-09 23:55:43 | 日記
学生の推薦状を書く季節がやってきた。
ほとんどが個人的によく知っている生徒である。
中には新入生として入学してきた日から担任となって、ずっと成長を見てきた学生もいる。

アメリカに来て驚いたのは、大学生がよく勉強すると言うこと。
高校生もよく勉強すると思ったがその比ではない。
年に何人かは神経系に変調を来すほどの重圧がかかっている。
基本的に競争社会だから走り続けなければならない。
途中で立ち止まる生徒も多い。
再び歩き続けるか、走り続けるか、悟りを開くか。
フォスターの「垣根の向こう側」を思い起こす。

原風景

2010-02-08 23:42:25 | 日記
日本の第一次産業の原風景が失われてどのくらいになるだろう。
田舎に行けばあると言われる。
しかし、少なくなったことに変わりはない。

農業に携わっている人々と最近、話をした。
日本の農業は変わってきていると。
大豆や小麦は勝負にならない。
米も税金をつぎ込まなければ作り続けられない。

税金を投入する理由は何だろう。
日本国民全てが米に頼っているのなら正当な理由となる。
果たしてそうだろうか?

道路はみんなが使っている。
車を運転し内人も間接的に高速道路を使っている。
多くの商品や宅配物等が利用するからだ。
それでも、受益者が費用を負担すべきだとして高額の高速料金が課されている。
基本的な社会インフラはもっと税金で賄うべきではないか?

矛盾を感じるのは自分だけだろうか?
サービスや農産物を税金で差別化するのはどうだろう。
例えば静岡空港。
日本航空の経営が怪しいという理由で補助をすれば正当な競争を阻害する。
ANAが激怒するのも当然だ。
問題はそういう発想が出てくるところにある。

トヨタ

2010-02-07 09:27:23 | 日記
先日のブログでも簡単に触れたが、トヨタの欠陥車に対する対応のまずさが際立ってきた。新聞社にこれまでの対応の遅さを指摘され、リコール隠しも暴露されるなど危機的状況に陥っている。
少なくとも、アメリカの市場で競争しようとするのだから、日本の企業倫理を振りかざしてはいけないという教訓である。
つまり、顧客の安全を第一にしているという姿勢を見せることが重要である。
報道を見ている限り、安全対策より問題の隠ぺいに腐心している様子が窺われる。

日米の違いは、問題を起こしたから悪いのか、問題を迅速に解決しようとしなかったから悪いのかという点にある。
誰しも間違えることはあるのだからと、問題を起こしたこと自体には人々は寛容である。
むしろその後の対応を問われている。
マクドナルドが膨大な懲罰的慰謝料を課されたのも過去に同様の事件が複数あったにもかかわらず手を打たなかったからである。

今回のトヨタは見苦しい。
事実関係だけ並べても言い訳のしようがないにもかかわらず、責任逃れを試みた。
例えば公式に欠陥を認めヨーロッパでリコールした案件についてアメリカでは欠陥が無いとしてリコールしなかったという事実を見ても明らかである。
理由は部品調達に問題があったから引き伸ばしたということらしい。
言語道断である。
安全軽視と言われても仕方がない。



レーザーディスク・プロジェクト(続き)

2010-02-06 22:46:01 | 日記
今日電源アダプターが到着したので早速、Pagliacci (1時間11分の作品)を電子化してみた。
通常のムービー(同じ解像度、同じFPS)で11.64GB。
iPod用に圧縮して756MBである。
この長さならDVD(SL)に余裕で収まる。
とりあえずは成功といったところか。

次は長い作品に挑戦。
Parsifal (5時間30分)である。
取り込みには同じだけ時間がかかる。
問題はその先。
1本のムービーとしてまとめるとゆうに50GBを超えるファイルとなってしまう。
QTで問題なくプレイバックできるのだろうか。
とりあえず試してみることに。

テストの結果はどうであれ、幕ごとにファイルをわけるほうが現実的な気がする。
実際DVDに焼く際にはわける必要があるのだから。

レーザーディスク・プロジェクト

2010-02-05 21:17:01 | 日記
レーザーディスクをデジタル化するプロジェクトを始めた。
まず、ワークフローを決めなければならない。

最初の取り込みについてもどういう設定にするか悩ましい。
デスクトップを使えばとりあえずビデオコンバーターには別途電源が不要である。
問題は取り込み中はそのCPUが使えないという点である。
テレビに付属しているG5は論外。
メインの8コアは仕事用に使えなくなると困る。
家内の iMac は休むまもなく酷使されているし、子供たちのミニでは力不足だ。
結局、ラップトップの1台をこの仕事専用に割り当てることとした。
そうなると別途電源が必要である。
早速注文。

次に問題になるのがどうやって保存するかということ。
今更、DVD に焼くというのもどんなものだろう。
単純に、ムービーファイルとして保存するほうが楽ではないか?
ディスク1枚を高画質のムービーに変換して約7GBくらい。
100枚を変換しても1TB に満たない。
重複して保存しておけばHDの信頼性の問題も解決するだろう。
DVD や BD に焼くにしても普通のデータディスクとして使うほうが便利か。

等々考えつつ、電源アダプターの到着を待っている。

危機管理

2010-02-04 21:01:16 | 日記
今日改めてアメリカ人と日本人の倫理観の差を感じた。
精製水製造設備の技術者がやってきて水のフィルターを交換したのだが、その後水漏れの騒ぎ。
連絡をとると、「今日はもう行けないから設備をシャットダウンしておいてくれ。明日には行くから。」
というのである。

自分のミスで引き起こしたトラブルにも関わらず、戻ってきて後始末するつもりがないのである。
精製装置を止めれば今日の仕事は上がったりである。
それを平気で要請してくる。

原因がわからない場合はとりあえず止めるというのがアメリカの常識とわかっていても、戻ってきて処理しないというのは納得できない。
日本のように行けるところまで行くというのが良い場合もあると思った。
もちろん、危機管理をする上では正当ではないとわかってはいる。

日本なら、原因不明のトラブルはとりあえず応急処置をして操業は止めないというのが多いだろう。
日本を代表する企業トヨタを見れば明白。
色々な不都合があっても問題が大きくなるまで手を打たない〔リコールしなかった)
黒とわかるまでは、シラを切るという態度である。
結局、ダメージが大きく、長年にわたって問題を引きずることとなった。
危機管理のまずさが暴露された格好だ。

車の場合、中古車市場が成熟しており、4-5年乗った後の動産価値がしっかり計算できる。
信頼を失ったつけは当面の新車販売だけでなく、将来の中古車販売の下落、ひいてはリース価格の上昇という悪循環にまで回っている。
車の場合、どうしてもトヨタでなければいけないという人は少ない。
ホンダでもニッサンでも、メルセデスでもアウディでも大きな差がない。
ましてや、プリウスまで俎上に載っているのである。
これが凋落の第一歩でなければよいが。

アカデミー賞の候補作品

2010-02-02 22:54:44 | 日記
アカデミー賞の候補作品が発表となった。
作品賞の数が多い。例年の倍である。
Avatar と Hurt Locker の一騎打ちだと思う。
全く異なる2つの作品だけに結果がどうなることやら。
同じ数だけノミネートされているとはいえ重複していない分野もある。
作品賞がどちらに輝くかがみものだ。

作品賞候補のなかに知らない映画があった。
An Education (17歳の肖像、日本公開は4月17日)である。
去年の10月初めの公開で3月30日にはDVDも発売になるという。
視聴者の評もそんなに悪くない。
名前すら見過ごしたというのは異例である。

MacBook Pro 13"

2010-02-01 22:22:58 | 日記


今日ようやく MacBook Pro が到着。
早速使えるように、いろいろと手を加える。

まず、パスワードの変更。
IT部局が勝手に設定しているので、そのリセットから手を付ける。
昔はHDをフォーマットして全て入れ直していたが、そんな面倒くさいことはもはやできない。
自分のアカウントをつくったあと、ユニックスのルートパスワードを変更して準備完了。
これで、もうITからのサポートは期待できない。
3年後にコンピューター資産の確認に来るまで一人旅である。

後は用意しておいたソフトをインストールするのみと思いきや、いきなりACL警告の嵐に見舞われる。
特に害はないとされているもののディスク整備にかかる時間が長くなるのでやはり厄介者である。
レパードの時と同じように修復しようとしたがスノーレパードでは必要なファイルが除かれており、うまくいかない。
プランBでコマンドラインから修復を試みたがこれも完治には至らない。
仕方がないのでウェブに出てみると、仲間がたくさんいた。
少し、心強い。

警告だけなら気にしなければそれでいいのだろうが、やはり治したいと思うのが人の情だ。
結局、いくつかの方法を組み合わせて何とか警告を押さえ込むことに成功。
幸せな気分に浸りつつ、設定を続けることに。

いくつかまだスノーレパードに完全対応していないソフトはあるものの、とりあえず一両日中に使い始められるだろう。
何といっても、個人のデータはクラウド経由でシンクされるのが大きい。
便利になったものである。