松田瑞生 優勝❗【第39回大阪国際女子マラソン】
奈良)電気自動車活用で地域貢献 三郷町と日産が協定
2020年1月25日 10時00分
奈良県三郷町と日産自動車(本社・横浜市)、奈良日産自動車(同・大和郡山市)は24日、電気自動車(EV)を活用した非常時の電力供給など、地域の課題解決に向けて包括連携協定を結んだ。
町は昨年7月、国の「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」の一つに選ばれた。EVの導入や、公共施設での太陽光発電、蓄電池の配備を進めている。日産自動車も、EVの普及によって環境負荷や災害リスクの低減を図る日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」に取り組んでいることから、連携することになった。
協定によると、災害時に停電したり、電力が不足したりした場合、日産側は町の指定避難所にEV(日産リーフ)を無償貸与。持ち運び可能な給電器に接続すれば、一般家庭と同様の電源として使えるという。公民館規模の避難所だと3日間程度はもち、充電したEVと交代することで引き続き電力が供給できる。
このほか、高齢者など交通弱者対策の検討、交通事故を減らすための啓発活動などでも協力する。
この日、役場で森宏範町長らが協定に署名。日産自動車の宮崎真澄・西日本リージョナルセールスオフィス部長は「防災意識を高めるきっかけになれば」、奈良日産自動車の大賀正信社長も「全力で期待に応えたい」と話した。(伊藤誠)
【ホンダ N-WGNカスタム 新型試乗】軽自動車の概念、通り越してます…中村孝仁
2020年1月25日(土)12時00分
「軽自動車は我慢」も今は昔
今、日本の自動車市場で圧倒的存在感を示しているジャンル。言うまでもなく軽自動車だ。車両価格を見ると結構高めで、一部コンパクトカーをも超えているが、とにかく売れている。
そもそもその昔、軽自動車は我慢を強いられる乗り物だった。パワーはないわ、室内は狭いわ。おまけに質感もチャチで貧相。だから長く乗る(所有する)クルマではなかった。ところが今はパワーは十分、室内は下手な3ナンバー車より広いし、質感も立派で豪華…とまでは行かなくてもチャチで貧相は当たらない。
そもそもその昔、クルマの平均保有年数はいいところ最初の車検まで。中には1年に一度は乗り換えるという猛者もいた。我が家のケースでも最初の数台は1年半程度しか乗らなかった。ところが今はその保有年数がグンと伸びて、平成27年の統計では乗用車の平均使用年数は何と12.38年である。軽自動車の統計を見ても自家用車の平均車齢が8.50年であるから、如何に1台のクルマを長く乗り続けているかがわかる。
つまり、今の軽自動車が十分に自家用車としての性能と耐久性が上がっている上、所有することに不満が無いクルマとなっているか…ということだ。
オールラウンダーのハイト系『N-WGN』
ご存知の通り日本で一番売れているクルマランキングを見るとトップ3は軽自動車が占めている。さらにベスト10でも5台がランクインするほど。売れ筋は俗に言うスーパーハイト系だが、個人的にオールラウンダーだと思うのはやはりハイト系、即ち『N-WGN(Nワゴン)』のようなクルマだと思っている。
因みにホンダの軽自動車はセダン系の『N-ONE』スーパーハイト系の『N-BOX』の中間にこのNワゴンがいるのだが、同じFF同士で車高を比べてみると、N-ONEが1610mm、Nワゴンが1655mmに対してN-BOXは1790mmと突出して高いことがわかる。
写真をすべて見る
言ってみればスーパーハイト系は軽自動車でもミニバン的要素が含まれているから、その車高の高さもわからないではないが、全体の広さに対して車高が突出して高いので、デザイン的にも走り的にも少しアンバランスとなることは否めない。
その点Nワゴンはセダン系とスーパーハイト系の中間より少しセダン寄りで、それでも十分に室内空間が広く、かつバランス的にも優れている。Nワゴンの中でもカスタムはシンプルなノーマルに対し、どちらかと言うとギラツキ系の顔立ちだが、ホンダのそれは十分に抑えがきいていて、他メーカーのギラツキ系よりは大人しい顔立ちと言っても過言ではない。
使い勝手と性能は文句なく最高の部類
写真をすべて見る
それにしても良く走る。良く走るという意味は、単にパフォーマンス的に良いという意味だけではなく、そのスムーズな乗り心地だったり、どっしりとした安定感だったりを含んでの「良く走る」だ。
試乗車である「カスタム」の装着タイヤはブリジストンのエコピア、165/55R15とアルミホイールの組み合わせ。ワンサイズ小さいエコピアとテッチンホイールの組み合わせのとなるノーマルNワゴンよりもなぜかこちらの方が乗り心地が良い。そしてキビキビ感でもこちらが上。それはターボによるパワーアップのみならず、ステアリングの切れが良く、中心付近のルーズさもこちらの方が少ない。
というわけなので、少し勇ましく走りたいとか、あるいは運転も楽しみたいユーザーには文句なくこちらがお勧めである。一方で全車速対応のACCが装備されているから、長距離などでもクルマ任せに出来ることはかつての軽では考えられなかった。勿論今だって全車速対応のACCとなると、コンパクトカーやさらにその上くらいでも装備しているクルマは限られる。
室内の広さだけでなく使い勝手も十分に考慮されていて、後席を畳んでしまえば相当に大きなラゲッジスペースを確保することも出来るし、あらかじめ2段に仕切られていて上下に使い分けることも出来る。などなど、移動手段としての使い勝手と性能は文句なく最高の部類と言っても過言ではない。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
おすすめ度:★★★★
中村孝仁(なかむらたかひと)AJAJ会員
1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、その後ドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来42年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める
「日本の方が安全」感染拡大の中・・・中国人70万人来日(20/01/25)