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えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

異常な反日感情の理由

2010-09-27 22:39:27 | 日記
先日来の尖閣諸島沖漁船衝突事故についての報道がとまりません。

中国人船長を釈放したにもかかわらず、
中国からの不当な抗議は止まず、

日に日に日本国内でも対中感情が悪化してるようです。

この問題を取り上げるとき、
日本のコメンテーターなどは

中国の異常な抗議について

経済成長を維持するために
日本近海の海洋地下資源が必要うんぬん・・・。

・・・という説明がされてますよね?

それはわかりやすい理由だから、理解できるのですが(中国の態度に納得したという意味ではありません!)、

では、中国各地での抗議行動にも見られる異常な反日感情は??

そもそもなぜ、中国は日本に対し
ちょっとしたことで、異常な反日感情を見せるのか?

靖国問題を始め、日本に対して数々の内政干渉をやめないのか?

『日中戦争で日本が中国を侵略して、ひどいことをしたことが許せないから。』

↑だから、中国の反日はしょうがない。と私たち戦後生まれの日本人は教わってきたと思います。私もそう信じていました。

でも、戦後65年もたつのに、
中国を半植民地化して、搾取するなどひどいことをしたのはイギリスなど他にもいるのに、
なぜ、日本だけいまだに恨まれるのか?

この点について、今日、対米、対中外交について書かれたある本を読んで、『なるほどー!』と思いました。

そこに述べられてるのは、(あくまで仮説である・・)
と前置きされてますが、


東アジアには歴史的に、
中華思想(世界の中心は中国皇帝であり、その周辺地域は中国皇帝から権威を与えられてはじめて王として認められる)に基ずく、世界秩序(冊封体制)が続いていた。

日本も長い間この体制に組み込まれてきていた。平安時代以前は遣隋使、遣唐使などを派遣しており、中国の支配下にあったといっていい。

しかし室町時代の一時期を除き、平安時代から江戸時代までの1,000年間は中国中心の世界秩序(冊封体制)から離脱。この間は形式的には中国とは対等の関係。

つまり、江戸時代までは中国が上、日本が下。もしくは対等。決して日本が中国の上に立つことはなかった。

ところが、
明治維新後の日本は、急速な近代化と強力な軍事力を背景に日清戦争に勝利し、力関係が逆転。はじめて中国の上に立ちます。日本が上、中国が下になったということ。この関係は明治から第二次大戦終戦までのわずか50年。

中国からみれば、長い歴史のなかで、中国は周辺諸国の中心であった。
それなのに、
中国より下であるはずの日本が、中国に楯突いて上に立った、このわずか50年がどーしても
許せない。わずかな期間でも下等民族に支配的にふるまわれたことは、中国にとっては、屈辱的なことである。民族のアイデンティティともいえる中華思想にもとずく、中国の高いプライドが、
異常な反日感情が消えない理由である。・・・というのです。

・・・わかりましたか?

もし、この仮説が正しいとすると

中国共産党が政権維持のため、徹底した反日教育を続けてきた結果、
異常な反日感情が燃え上がっている。

・・・というのは一部正しいかもしれませんが、

この中国が上、日本が下という中華思想が今も中国人のアイデンティティとして、根強く残っている限り、

反日感情は消えることはないということらしいのです。

これってつまり、
共産党政権が倒れても、反日感情はなくならない

ということなのでしょうか?

中国がますます恐ろしい国に思えてきました。

尖閣問題がますます気になります。