団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

フジカラーのベンチ

2009年02月10日 | Weblog

 0280 フジカラーのベンチ

湯島天神の梅を観た足で西へ3分歩くと麟祥院(別名:からたち寺)に着く。
東大病院の東側に位置する閑静な禅寺だが、左奥の墓所入口に昔懐かしいフジカラーのベンチが置いてある。
観光地の売店や海の家、写真屋の店先にあったプラスチックベンチを見ていると、昭和がガッツリ浮かんでくる。
ひと気のないところで場違いなほど目立つのが気になるが、以前は訪れる人が多かったことの名残りだろう。
この寺には春日局の墓所があることを思うと、それも納得できる。
    
 墓所入口             春日局の墓   20年前の案内板
昭和64年(昭和最後の年)のNHK大河ドラマは大原麗子主演の『春日局』だった。
ということは、ブームにあやかり訪れる人の多かった20年前に設置されたベンチなのだろう。
春日局といえば、ボクが小学1~5年生を過した兵庫県氷上郡春日町(現:丹波市)の黒井小学校のすぐ北側に興禅寺という禅寺があり、付近でよく遊んだものだ。
丹波市黒井の興禅寺が春日局の生まれた所で、東京湯島の麟祥院は眠っている所とされている。
20年前、アクセスの良くない春日町にどれほどの観光客が訪れたかは知らないが、大河ドラマのご利益はあったのだろうか?
麟祥院にも20年前の案内板が立ててあり、ベンチとともに風雪を物語っている。
ここでは、平成のデジカメは合わないようで、昭和のフィルム写真が合うようだ。

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