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青梅市の映画看板 32 シェーン

2008年04月12日 | Weblog

 0221 シェーン

アラン・ラッドといえば 『 シェーン 』 につきる。 それ以外の映画は観ているかも知れないが、記憶にはない。 出演作品名をたどると、確かに観た映画があるが、主演ではなかったり、チョイ役だったりで、地味な顔つきのせいか、まるで印象がない。
戦前の作品、オーソン・ウェルズの 『 市民ケーン 』 に出ているらしいが、この映画も観たけれど、彼の印象はまったく無い。

『 シェーン 』 のストリー自体は西部劇につきものの土地争いで、別に珍しくはないが、なぜかこの映画を観るたび日本の股旅物を連想する。 市川雷蔵や中村錦之助、戦前も多くの役者が演じた、長谷川伸 原作の 『 沓掛時次郎 』 を思い出す。
ボクの眼から観ると、『 シェーン 』 は 『 沓掛時次郎 』 そのものだ。

『 シェーン 』 の日本での人気は長く、「シェーン カムバック!」というラストシーンがあまりにも印象強くて、昭和28年の作品を昭和の60年代になってもほとんどの日本人は知っていたはずだ。 当時、第一製薬(現 第一三共)の育毛剤 “ カロヤン ハイ ” のTVCMでこのラストシーンをパロって “ シェーン 髪バック ” と流していたあのシーンだ。
映画のラストシーンは知らなくても、このCMは30代以上ならだれも記憶しているはず。 これほど映画の1場面がCMに使われたのは他はチャップリンの作品以外には見当たらない。

 

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