普通の視点から見る眺めと、近くに寄って見る眺めとは、そうとう違うようです。以下は、ふだんと違って見えた植物のいくつかです。
ツルカノコソウ(渡里湧水群 渡里町)
種にある冠毛のようで、これで広く舞って散布するようです。冠毛が広がる前のラッパ状の姿(写真に見える丸っぽいもの)も目につきます。スイカズラ科。
ガクアジサイ(偕楽園 常盤町1-3-3)
ガクアジサイの中心部にある種の様子です。三つの突起がなんともいえません。アジサイ科。
ドクダミ(安楽寺 元吉田町2511)
ドクダミの花は、塔のように見えていましたが、よく見ると、先が3つに分かれたメシベと3本のオシベが密集してできているようです。ドクダミ科。
ヨウシュヤマゴボウ(常照寺池付近)
白と緑が印象的です。黒く熟した実になる前の子房の緑色がきれいです。ヤマゴボウ科。
ハス(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
花が終わって、実ができだしたときの様子で、飛び出した突起がなんともいえません。この後、種は花托から飛び出して池に落ちるそうです。スイレン科。