手水鉢(ちょうずばち)には、大ざっぱに、茶室用と、庭園用、寺社用などがあるようです。茶室用は、つくばいといい、茶庭にあり、茶室に入るとき、手を洗ってきよめる背の低い手水鉢(ちょうずばち)で、姿勢を低くして手を洗うので、「つくばう」というしゃがんだ姿からできた名前のようです。庭園・寺社用は、普通に手水鉢というようです。寺社用は、「水戸の手水鉢」でご紹介しています。
茶室・何陋庵(かろうあん 好文亭 常磐町1-3-3)
つくばいは漢字で蹲踞と書くそうです。「何陋庵の蹲踞」が読めたら、水戸の検定に受かりそうです。
茶室・双宜庵(そうぎあん 茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
筑波山が「双宜(ふたつのよきもの(男体山と女体山)が並ぶ)の霊山」といわれていたことと、科学万博の理念であった、「科学と人間の調和」とからつけられた名前だそうです。
常磐神社(常磐町1-3-1)
京都・龍安寺の「知足の蹲踞(ちそくのつくばい 吾唯足るを知る)」は、徳川光圀が奉納したものだそうです。そのレプリカが常磐神社に置かれていました。
好文亭西塗縁(常磐町1-3-3)
相当変わった形をした自然石が生かされて手水鉢になっているようです。
弘道館鹿島神社境内(三の丸1-6)
境内入口近くにある古い井戸脇にありました。反対側には普通の神社の手水鉢がありますので、これは違った使われたかがされたのでしょうか。
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