ふくゆいというブランド名で、ジョイント栽培された梅を原料にした梅菓子や漬物などが水戸では売られています。水戸のジョイント栽培は、ナシで開発された方法を、ウメにも応用した、苗木同士を地上60cmくらいの所で接ぎ木の要領でたくさんつないでいく栽培法だそうです。幼木が早い年数で収穫できるようになる、樹高が低いので作業効率が良くなる、剪定に余り技術が必要でなくなる等の利点があるそうです。また、反当たり収量は減らないそうです。
気をつけて見ていると、あちこちで目にしましたので、並べてみます。
小吹町
平成29年に私が初めて見たジョイント栽培で、これはなんだろうと不思議に思った記憶があります。ジョイント栽培は、もちろん、もっと前から行われていたのでしょう。(撮影H29/3)
渡里町
千歳橋近くのウメ畑で見ました。根本漬物の看板がたっていましたので、会社の畑か、契約した畑なのかもしれません。根本漬物では「水戸乃梅ふくゆい」という梅干しを販売しているようです。(撮影H30/3)
西原
常盤小学校の近くで見かけました。これは、接ぎ木がおこわれたばかりのようでした。ジョイント栽培は、リンゴ、ブドウ、カキなどでもおこわれているそうです。(撮影H30/3)
加倉井町
結構広い畑でした。ジョイント栽培では、木の高さが低いので、霜害には弱いようで、この点が、少し心配のようです。(撮影H31/3)
田谷町
県道63号線沿いの田谷町で見ました。あちこちでジョイント栽培が試みられて、面積は広がっているようですが、今後の展開はどうなるでしょう。見守っていこうと思います。(撮影R2/1)
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