香炉は日本に伝わる前に動物をかたどったものがあったようです。その名残りとして、香炉の足に動物の足や顔ががつくられるのではないかと思うのですがどうでしょう。今回の5つのうち、3つがそれに該当するようです。
妙徳寺(加倉井町909)
石製のどっしりとした香炉です。足は動物のようです。
薬王院回向堂(元吉田町682)
重文の本堂ではない、回向堂の正面にある香炉です。蓋に動物がほどこされています。
信願寺(緑町1-2-1)
獅子などの装飾がついた、印象的な香炉です。香炉の足に、抽象化された動物の顔と足があるように見えます。
清巌寺(元吉田町3240)
香炉に屋根をつけたタイプがよく見られます。これは動物の顔と足がついています。
宝蔵寺(谷田町633)
香炉は三つ足が多いようですが、中国の鼎(かなえ)などの形からきているのでしょうか。
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