ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の山(1)

2016-11-21 21:52:06 | 水戸

 どれも山と名前はついていますが、地図上の山ではありません。標高は、電子国土Webで調べました。

 

長者山(小字)  標高33m
 那珂川へ流入する田野川の崖上にある小山(渡里町にあります。)で、源義家に滅ぼされたという伝説のある一盛(いちもり)長者の館がかつてあったところです。このあたりは、台渡里廃寺跡などもあり、7世紀頃、水戸市を含む常陸国那珂郡の中心地だったようです。

 

朝日三角山 標高23m
 宮内町(みやうちちょう)吉田神社にある、日本武尊(やまとたけるのみこと)が兵を休めたという伝説が残る小山です。とてもそんな規模のものではありませんが、中に入ると迷って出られなくなるという伝説があるそうです。

 

大鍋山 標高127m、小鍋山 標高97m
 両方とも森林公園(木葉下(あぼっけ)町588-1)の展望台となっていますが、小鍋山は俯瞰の景色を見ることはできません。

 

愛宕山 標高40m
 前方後円墳である愛宕山古墳(愛宕町2132外)の後円部分です。佐竹義宣が水戸城三の丸から現在地の古墳後円部に移したという愛宕神社は、平国香(たいらのくにか 子の貞盛の誤りらしいです)が、山城国から愛宕神社の分霊を常陸国府中(今の石岡市)に勧請したことに始まるという伝承があるそうです。三島山、琵琶山ともいわれたそうです。

 

桜山  標高26m
 護国神社(見川1-2-1) のある小山です。徳川斉昭が梅の偕楽園をつくった際、それと対比させるように、この地に桜を植えて、桜山と名付けたそうです。はじめは、ここに偕楽園を作ろうとしたものの、面積が足りなくて、やめになったようですので、そうしたことと関係があるのかもしれません。


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