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水戸の見て歩き

水戸の修繕石仏(2)

2021-10-08 20:12:41 | 水戸

 石仏で首がない原因として、明治初期の廃仏毀釈、身代わりとして自身の病にあたる仏の身体部分の欠損、水戸での徳川斉昭による改革での破損などが考えられますが、たぶん一番多いのは、首の部分が細いので自然に折れたということではないかなと思います。

 

地蔵堂(堀町 36°23'58.1"N 140°26'04.1"E)
 首の取れた地蔵に丸い石がのせられています。たぶん、これが一番典型的で簡単な補修でしょう。

 

姫子1(36°22'57.0"N 140°26'01.7"E)
 これは3.11の地震で首が折れたので、付近の住人がつないだ地蔵だそうです。修理した人は、えりまきのようになっていまってと、石仏に対して申し訳なさそうにいっていましたが、私はえらいなあと思いながら聞いていました。

 

見和共同墓地(見和3-1351-11)
 鼻筋の通った地蔵です。左隣りも、同様な地蔵のようです。ここまで風化した地蔵を修繕しようとした気持ちがえらいなと思います。

 

河和田町(36°22'00.3"N 140°25'11.3"E)
 四つ辻に集められた石造物群の中にありました。講中で建てたらしい、蓮の花を持った観音像のようです。なかなかなもので、もとよりできがよいのではとも思われます。

 

酒門町(36°21'35.3"N 140°30'11.3"E)
 大六天神社の近くにある石仏群の中にあります。首がつなっているようですが、どういう状況なのかよく分かりません。ひょっとすると戦災が関係しているのかも知れません。赤い頭巾とちゃんちゃんこをつけていましたが、とって写真を撮らせてもらいました。

水戸の修繕石仏(1)


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