今回は植物の茎にあるトゲです。
ハマナス(水戸市植物公園 小吹町504)
バラ科。細かい毛やトゲが全体にあるようです。海岸に多いので、潮風による塩分付着を防ぐためにあるそうです。北海道の花に指定されているそうです。(撮影 R6/6/1)
ウコギ(息栖神社 鯉渕町1115)
ウコギ科。鋭いトゲは、防犯のための庭木として役立っているようです。若葉の天ぷらやおひたしは春の味です。根は五加皮(ごかひ)という痛み止めなどの生薬になるそうです。(撮影 H28/6/4)
ハナキリン(水戸市植物公園 小吹町504)
トウダイグサ科。トゲは芽を保護する托葉が変化したものだそうですが、茎にびっしりとついているようです。マダガスカルが原産地だそうです。(撮影 R3/6/13)
カナムグラ(七曲坂湧水付近 松本町)
アサ科。茎や葉柄には下向きの小さなトゲがあります。葉の表面にもトゲ状の荒い毛が密集しています。簡単には切れない強い茎を金属に見立てた名前のようです。手袋なしで引き抜いたりすると、スリ傷は必至でしょう。(撮影 R3/9/15)
クコ(水戸市植物公園 小吹町504)
ナス科。低木で鋭いトゲがあるので、生垣として利用されるそうです。実は枸杞子(くこし)、根は地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)という名前で生薬として使われるそうです。(撮影 H29/12/9)