ヤエザクラが満開の時期になりました。千波湖周囲の遊歩道で、ヤエザクラは千波湖南側に種類も本数も多いようですが、北側にもポツポツと見ることができます。水戸ではヤエザクラをボタンザクラというようですが、テマリザクラともいうことがあるようです。ヤエザクラのメシベは、葉に変化する葉化という現象がよく見られるようで、写真は、以前、上野の国立博物館で見たフゲンゾウの葉化したメシベです。
ウコン(鬱金)
ターメリックといわれる本来のウコンの根から取られる黄色い色素に似た、淡い黄色の花から名づけられたサクラで、ウコンザクラ、キザクラともいわれるようです。
カンザン(関山)
わりあい濃い桜色で、花の咲く枝が上の方に伸びています。一般的なヤエザクラのようで、塩漬け桜の原料になるそうです。セキヤマともいうそうで、葉化が見られるそうです。
ギョイコウ(御衣黄)
淡い緑色の桜で、昔、貴族が着た、もえぎ色の衣服の色に似ていることからつけられた名前のようです。花が散るころには赤っぽくなるそうです。
ショウゲツ(松月)
松月と書き、花のはしが赤くて、中心は白くなるそうです。花は下に垂れて咲く傾向があり、メシベは葉化することがあるそうです。
フゲンゾウ(普賢象)
室町時代にはあった古い園芸品種だそうです。メシベが2本あり、よく葉化しているそうです。メシベの形が普賢菩薩の乗る象の鼻に似ていることから付いた名前だそうです。
ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)
八重咲きの枝垂で、江戸時代から栽培されている品種だそうです。青柳の那珂川堤にある「黄門さんの漫遊さくら堤」にもありました。
ヨウキヒ(楊貴妃)
江戸時代初期からの園芸品種で、美女の楊貴妃の名をつけたようです。フゲンゾウやカンザンに比べて花は少し小さいそうです。
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