中心にある大瓶束(たいへいづか)の両側にある笈方(おいがた)を見ると、これもいろいろな形があるようです。多くは三角形の場所に付けられる装飾物ですから、基本は八の字型のようです。

駒形神社本殿(黒磯町) もくもくした雲の感じがあらわされているようです。

芳賀神社拝殿(栗崎町1677) 植物を思わせる形をした笈方です。

春日神社本殿(田谷町1) いかにもささえていますといった感じの形をしています。下方にハート型の猪目(いのめ)も見えます。

別雷皇太神本殿(元山町1-1-57) ここは雲の模様が下に並んでいます。

日鷲神社本殿(金谷町227) 大瓶束と笈方がついた形をしています。この本殿の四方には朱雀などの四神が書かれています。

春日神社本殿(赤尾関町661) ここは笈方だけで、大瓶束は省略されているようです。