桂岸寺(松本町13-19)
墓地入口の門に「時なしの鐘」があります。多分いつでもついてくださいという意味なのでしょう。昭和42年に檀家から奉納されたもののようです。
円通寺(千波町1227)
昭和53年の銘がある、人間国宝・香取正彦製作の鐘です。響きがよいのでしょうか、少し変わったかたちをしています。
本行寺(上水戸4-8-1)
第二次大戦で鐘が供出されたときに、重しがなくなってしまった鐘楼をもたせるために、コンクリート製の鐘や石がつるされたそうです。それが、本行寺では鐘楼に残されているようです。新しい鐘は昭和56年につくられたそうです。
妙雲寺(見川2-103)
平成3年の銘とともに、「妙雲寺梵鐘の由来」が鐘の周囲に記されています。徳川斉昭による鐘回収(廃寺処分)以来の復活だそうで、思い入れもひとしおだったのでしょう。
黒磯公民館(黒磯町)
庭には火の見だけでなく半鐘も残っていました。これは、もう文化財です。この半鐘は、寺の梵鐘を模倣してつくられたようで、さすがに108つはありませんが、上方の突起物・乳(ち)もしっかりとついています。