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金魚日和

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バリカン星人【2】

2013年09月20日 | 生活

 
【つづき】『なんちゃってバリカン』では飽き足らず、『本物のバリカン』を求めて家を出た。
向かった先は、《暇さえあればカメラとレンズをチェックしに行く名古屋駅西にある某有名家電量販店》である。

当然のように地下1階でカメラを物色した後、
1階のケータイ売り場で発売間近だったiPhone 5C/5Sの動向をさぐる。
その後4階に上がり「A3プリンター欲しいなぁ、、、」と言いながらも、その大きさと重さに怯みながら、
「そうそう、電子レンジが壊れそうなんだ」と思い出し、5階の生活家電売場へと移動した。
たぶんバリカンもこのフロアにある筈だ。

「へぇーっ、、、最近の電子レンジは底面がグルグル回らないんだ」などと、
《グルグル回ることに関してはうるさい偽エクザイル》を気取りながら、
「すみません。バリカンはドコに売ってますか?」と店員さんに聞いてみた。

店「1階奥にございます^^」

・・・またまたぁ。
嘘だし。そんなの見てないし。勘の良い自分は騙されないし。

おそらく『バリカン』と偽って『不人気機種のスマホ』でも買わせる魂胆だろう。
そんな話しに騙されるようなあまちゃんじゃないじぇじぇー!

とか言いながら、
半信半疑のまま教えられた場所に向かうと、あっさりと『髭剃り/バリカン売り場』を発見した。
じぇじぇ?

ちなみに『あまちゃん』は一度も見た事が無い為「じぇ」の使い方には責任が持てない。


言っても『バリカン』である。
いくら都市部の家電量販店とは言え、せいぜい売れるのは2日に1個、とかであろう。
ひっそりとスミに追いやられたバリカン売り場には、
チャールズ・ブロンソンのポスターとともに『昭和63年5月製造』と刻印されたバリカンが売られている、
そんな様子を想像していたのだがこれがびっくり。じぇじぇ。

沢山の種類のバリカンと爽やかなイケメンズの販促ツールで大層力の入った売り場になっていた。
どうやら、今密かにブームっているようなのだ、セルフカット&バリカンのコンボが。
パット見だけでも15種類位はあったのでは無かろうか。
うっかりしてると『不人気機種のスマホ』を手にとってしまいそうな賑わいなのである。


そうなると選ぶのが一苦労である。
同じメーカーで同じ商品に見えるモノが方や2,980円、方や3,980円、さらに7,980円で売っていたりする。
違いがワカラん。
まだ『墨汁/闇夜/松崎しげる』の方が見分けがつくと言うものだ。

「また騙されるかもしれない」という不安を抱きつつも店員さんに聞いてみた。  ←一度も騙されてない件


その店員さんの話しをまとめると、
【刈れる長さの範囲】【電源方式】【洗浄性能】【特殊機能】などが異なっているようである。

【刈れる長さの範囲】には、丸坊はおろかスキンネッドに出来るものから、「カット」まで対応可能なモノが、
【電源方式】には、コード有り、充電式、電池式といった違いが、
【洗浄性能】には丸洗いOKを詠うものがあり、【特殊機能】には本体に対して左右角度が変えられたりするものがあった。

自分としては、【充電式】で【丸洗い可能】でありさえすれば何でも良かったのでその旨を伝えると、
「これがオススメ♪」と言って7,980円のモノを手渡してくれた。

丁重に礼を言い、レジに向かう。  ・・・フリをして、
その店員さんが持ち場を離れた瞬間、ダッシュで売り場に戻り、2,980円のヤツを手にしてお会計った。


結論:まだ使って無いけど、ひょっとしたら高齢者向けの『らくらくスマートフォン』かもしれない
  


バリカン星人

2013年09月18日 | 生活

《白黒で 撮れば誰でも 三割増し


近頃は、実名は言うに及ばず、
年齢や星座、血液型、扶養家族の内訳と言った情報までもが飛び交うmyブログである。
リアルで面識のある方も多くなった為、今更隠れイケメンであることをアピールする必要や、
その気恥ずかしさを隠す為に一句詠む必要は無いのだが、まぁねぇ、、、秋はオセンチだし。


半年程前、発作的に両サイド及び後頭部を刈り上げた。
長さ的には『エクザイルに入って時間差でグルグル回るのもやぶさかではない』位の短さである。
ここ30数余りの中で、一番地肌が無防備な状態だ。
 
ご存知の方も多いと思われるが、myヘアーはセルフカットである。
この日は適当にハサミで切った後、
買ったもののあまり使わなくなっていた『ヒゲトリマー:無精髭を整える為のバリカン」で刈り上げた。

これがアナタ!すこぶる良い感じである。
『見栄えの問題』や『グルグル回る際前から何番目に入るのか問題』等では無く、
『精神的なスッキリ感』が抜群である。
今仮にmy家に猫が迷い込んで来たとしら、間違いなくプードル・カットにして野に放つであろう。
それ位のバリカン・ラブっぷりである。
 
こんな事ならもっとはやくに刈り上げておけば良かったと後悔しているのだが、
一方でバリカンには強い抵抗があった。それは、

今から30数年前、小学校を卒業した自分は、
校区内(=田舎)にある『男子は強制的に坊主頭』という公立中学校に通う事になっていた。
いたのだが、坊主頭になるのがイヤ過ぎて、入学式前ギリギリまで刈らずにいた。
「校則が変わって坊主らなくても良くなりました◎」旨の吉報が来るやも知れぬと思いながら。
当然そんなミラクルは起こらず、入学式数日前に友人の母親が営む床屋へと坊主りに行くハメになった。

椅子に拘束されてもなお抵抗を続ける自分の頭を押さえつけた床屋友人母は、
センター部を一気に刈り上げ(=逆モヒカン)ると、
「このままでよければ帰って良いよ♪」と冷酷に言ってのけた。

今なら「ヒャッハー!」と叫びながら喜んで帰るのだが、
あいにく、当時の自分は『北斗神拳濃度』が低かった為、大人しく丸刈りにされてしまった with 涙目。
 
結局、中学の三年間はズーっと坊主。
校区外の高校(=都会)に進学したところ、そんな校則の中学から来た同級生はおらず、
気がつけば不本意ながら「軍人」というあだ名をつけられていた。


そんな経緯があり、敬遠気味だった刈り上げスタイルなのだが、
今の『中島ヘアー(=磯野カツオの友人)』はなかなかのお気に入り。
少し伸びてはジョリジョリ、暇を見つけてはゾリゾリと刈っている為、
かもめ第三小学校5年3組(=磯野カツオのクラス)では『バリカン星人』と呼ばれるようになった。


そうなるとだな、
『ヒゲトリマー:偽バリカン』ではなく、『本物のバリカン』が欲しくなるのが人の常。
「より速く/より美しく/よりパワフルに」。
オカマのオリンピックの大会スローガンみたいな理想を追い求め、
家電量販店に『本物のバリカン』を買いに行った。【つづく】
  

違う

2013年09月06日 | 生活

 
「修正して欲しい部分があるのでスグに原稿を送ります。」

以前作成したドリンク・メニューの修正を依頼して来た某クライアント。
だがその言葉とは裏腹に、 いっこうに修正指示書が送られてくる気配が無い。
いくら自分が適当を極めたデザイナーだとは言え、 さすがに原稿が無いまま勘で修正することは出来ぬ。
シブシブ先方に連絡することにした。

金:「こんにちは、金魚主です。」
客:「ぁぁすみません!例の件ですねっ!」
金:「ぇえ。ワインリストなんですけど。どんなかんじですか?」
客:「ぃや、全部カタカナでお願いしますっ。」


結 論
きっとこの人は、『安田村(やすだむら)』を『アンダーソン』と読むタイプ

  


冷蔵庫

2013年09月02日 | 生活

 
自分が認識する『冷蔵庫の役目』とは、
〈低温を保った庫内で食料品等を保管し、長期間の保存を可能にすること〉、だ。

だが以前聞いた話しによると、
北海道などの寒冷地にお住まいの方にとっての『冷蔵庫』とは、
〈放置しておくと自然に凍ってしまう食料品等を凍らせないようにする為のモノ〉
であるらしい。

・・・ホントなんだろぉか。
その理論で行くと、『冷房』の概念も覆されそうな気がする。。。


数日前のクソ暑い日の最中、秋の涼し気なメニューを組んでいた時のことである。
ちょっとしたことでイラついていた自分は、
『おまかせコース/3,800円から』の文字の前に、『アッコに』と書き足そうとする衝動を抑えるべく、
コンビニへアイスを買いに出た。


『6個入りモナカ/198円』を買い、事務所に戻る。
開封したのち1個を取り出し、残りの5個は冷凍庫へ仕舞う。
食べる。
ひんやり。
冷静さを取り戻す。
『アッコにおまかせアコースティック・ギター/3,800円おから付」にまで肥大した文章を元通りにする。

という一連の流れが完成する筈だった。のだが、
『残りの5個は冷凍庫へ仕舞う。』、でつまづいた。

冷凍庫の扉がどうやっても開かないのである。

この冷蔵庫、昔ながらの『上が冷凍室/下が冷蔵室』になっている小型のタイプ。
冷蔵室は時々利用したことがあったのだが、冷蔵室は自分は来てから1度も開閉したことがなかった。

たぶん    氷パワーにより扉が固着(?)しているんだろう。

たたく、蹴る、なだめすかす。ダメ。
マイナス・ドライバーを扉と本体の隙間にさし、テコの原理で一気に折り曲げる。曲がってどーする。

どーやっても開かず途方にくれ、とりあえず冷却効果を最大にした冷蔵室にアイスズをぶち込み、
下の階にいる屈強なワカモノにお願いに行った。

きっと、若さが発散する熱で氷が溶けたのだろう。扉は開いた。
庫内の4/5が自然に出来たかき氷みたいなモノで埋まっていた。
その隙間を上手く利用し、アイスズを仕舞った。

 

夏が終わる。
  


暦~こよみ

2013年08月29日 | 生活

陽はのぼり やがて沈んで またのぼる
  

悲しいかな、日本人の性としてついつい七五調で詠んでしまう訳だが、
太陽が形成され、地球が誕生して以来、延々と繰り返えされて来た事象である。

紀元後、2013年間を数えただけでも、73,4745回もの日の出/日の入りがあった計算だ。
・・・もっと凄い数になって「なんて壮大なスケール!」を感じさせたかった訳だが、
意外にもコジンマリとした数でいささか拍子抜けである。

そんなションボリ具合はともかく、
そのような雄大なスケールで繰り返されて来た『いちにち』という単位に、
いつの頃からか『いっしゅうかん』とか『いっかげつ』とか『いちねん』とか言う概念が持ち込まれた。
・・・余計なことを。


甘んじて『いっしゅうかん』は受け入れよう。
『しゅうまつ』があるし、「チュラチュラチュラチューラーラーーー♪」の歌が楽しいから。
それ以上に〈甘んじて〉は、
〈ラ・マン・ジュテ〉と訛りながら発音するとフランス語っぽくて良い感じだから。

問題は『いっかげつ』や『いちねん』である。

コイツラのおかげで、
「今月中に完成、月はじめの切り替えで。」とか
「月末締めなんでヨロシク。」とか
「年内中にお願いしま~す♪」とかワケノワカラン言いがかりをつけられるのだ!

自然の摂理を無視したニンゲンのエゴ、大暴走である。
  

いーじゃないか、ニンゲンが勝手に定めた『こんげつ』に間に合わなくても。
一体ナニが困ると言うのだ。

オレがロゴを仕上げないと地球の自転が止まるのか?
オレが『九月のお品書き』を仕上げないと南北の磁極が変わるのか?
オレがアスクルに『A4コピー用紙・エコノミータイプ』を発注し忘れると宇宙の膨張速度が遅くなるのかっ!?

・・・。


月末は 毎回これの 繰り返し