【つづき】『なんちゃってバリカン』では飽き足らず、『本物のバリカン』を求めて家を出た。
向かった先は、《暇さえあればカメラとレンズをチェックしに行く名古屋駅西にある某有名家電量販店》である。
当然のように地下1階でカメラを物色した後、
1階のケータイ売り場で発売間近だったiPhone 5C/5Sの動向をさぐる。
その後4階に上がり「A3プリンター欲しいなぁ、、、」と言いながらも、その大きさと重さに怯みながら、
「そうそう、電子レンジが壊れそうなんだ」と思い出し、5階の生活家電売場へと移動した。
たぶんバリカンもこのフロアにある筈だ。
「へぇーっ、、、最近の電子レンジは底面がグルグル回らないんだ」などと、
《グルグル回ることに関してはうるさい偽エクザイル》を気取りながら、
「すみません。バリカンはドコに売ってますか?」と店員さんに聞いてみた。
店「1階奥にございます^^」
・・・またまたぁ。
嘘だし。そんなの見てないし。勘の良い自分は騙されないし。
おそらく『バリカン』と偽って『不人気機種のスマホ』でも買わせる魂胆だろう。
そんな話しに騙されるようなあまちゃんじゃないじぇじぇー!
とか言いながら、
半信半疑のまま教えられた場所に向かうと、あっさりと『髭剃り/バリカン売り場』を発見した。
じぇじぇ?
ちなみに『あまちゃん』は一度も見た事が無い為「じぇ」の使い方には責任が持てない。
言っても『バリカン』である。
いくら都市部の家電量販店とは言え、せいぜい売れるのは2日に1個、とかであろう。
ひっそりとスミに追いやられたバリカン売り場には、
チャールズ・ブロンソンのポスターとともに『昭和63年5月製造』と刻印されたバリカンが売られている、
そんな様子を想像していたのだがこれがびっくり。じぇじぇ。
沢山の種類のバリカンと爽やかなイケメンズの販促ツールで大層力の入った売り場になっていた。
どうやら、今密かにブームっているようなのだ、セルフカット&バリカンのコンボが。
パット見だけでも15種類位はあったのでは無かろうか。
うっかりしてると『不人気機種のスマホ』を手にとってしまいそうな賑わいなのである。
そうなると選ぶのが一苦労である。
同じメーカーで同じ商品に見えるモノが方や2,980円、方や3,980円、さらに7,980円で売っていたりする。
違いがワカラん。
まだ『墨汁/闇夜/松崎しげる』の方が見分けがつくと言うものだ。
「また騙されるかもしれない」という不安を抱きつつも店員さんに聞いてみた。 ←一度も騙されてない件
その店員さんの話しをまとめると、
【刈れる長さの範囲】【電源方式】【洗浄性能】【特殊機能】などが異なっているようである。
【刈れる長さの範囲】には、丸坊はおろかスキンネッドに出来るものから、「カット」まで対応可能なモノが、
【電源方式】には、コード有り、充電式、電池式といった違いが、
【洗浄性能】には丸洗いOKを詠うものがあり、【特殊機能】には本体に対して左右角度が変えられたりするものがあった。
自分としては、【充電式】で【丸洗い可能】でありさえすれば何でも良かったのでその旨を伝えると、
「これがオススメ♪」と言って7,980円のモノを手渡してくれた。
丁重に礼を言い、レジに向かう。 ・・・フリをして、
その店員さんが持ち場を離れた瞬間、ダッシュで売り場に戻り、2,980円のヤツを手にしてお会計った。
結論:まだ使って無いけど、ひょっとしたら高齢者向けの『らくらくスマートフォン』かもしれない