東日本大震災の店頭においた義援金の募金箱が全国あちこちで盗まれています。
以下は北海道の記事ですが、ここ数日は他にもいくつも報道されていました。
asahi.com 北海道版
「義援金募金箱の盗難相次ぐ １０日までで道内１１件」 2011年4月12日付け
以下、全文です。
東日本大震災の義援金用募金箱が盗まれる事件が、道内で相次いでいることが１１日、
道警の捜査でわかった。道警は、不審な人物を見かけたらすぐに通報することなど注意を
呼びかけている。
道警によると、３月２２日から４月１０日までに確認した募金箱の盗難事件は
洞爺湖町や稚内市など道内で１１件。被害額は計１０万円以上にのぼる。主に
ショッピングセンターやコンビニエンスストアなどで営業時間中に発生しているという。
札幌市内ではコンビニやスーパーなどで８件起きた。このうち札幌西署の管内では
３月２９日から４月１０日までに５件発生。同市中央区と西区のファミリーレストラン
などに設置していた募金箱計７箱が盗まれたという。
同市西区発寒８条１２丁目のショッピングセンターでは３月２９日、レジの近くに
置いていた募金箱７箱のうち３箱が営業時間中に盗まれた。鎖などで固定しておらず、
従業員が無くなっているのに気づいたという。防犯カメラには不審な人物が映っており、
同署が窃盗事件とみて調べている。
同署は「善意を盗む許し難い犯罪」として、注意喚起のための「交番速報」を作り、
スーパーなどに注意を呼びかけている。
どの事件もほとんどレジ付近に募金箱があったのだと思います。レジ付近に
募金箱を置いているのは、募金しやすいからでしょう。
最近のコンビニやファミリーレストランは人件費節約のため、レジに常に人は
立っていません。
筆者がよく行くラーメンチェーンや大手ファミレスチェーンは、レジにピンポンが
置いてあって、客が支払いのときに店員さんをそのピンポンで呼ぶスタイルです。
お客が代金を支払いたいので、自ら店員さんを呼ぶ方式です。店側はお客の支払う
行動に期待しているシステムです。すごい省力化です。
レジに常に人がいないんですから、盗んでどうぞ、と言っているのと同じです。
配膳室にモニターを設置して、レジ付近を映すカメラの映像をチラチラみるように
している店舗もありますが、まだまだ少数派です。
中で事務処理していたり、作業していたら、レジ付近はほとんど死角です。
繰り返しますが、店側はお客の支払う行動に期待しているシステムですから。
募金箱は、大事なお金をお預かりしているわけですから、厳重に管理しないと
まずいと思います。
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