Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

音響部屋

2013年03月17日 | 共鳴胴スピーカー

さて、作ったスピーカーをどう利用しようかと・・・思案・・・

案1: ミニジャック+RCA コードをアンプを介してスピーカーに

こうすれば、TV、既存コンボ、ラジカセ、PC、iphone、など、ミニジャックの付いてるものなら何でも鳴らせるわい。

ということでAmazonでLepaiという中国製の安いデジタルアンプを買った。  

ためしにラジカセにつないで鳴らしてみたが・・・もともとラジカセの音自体が良くないので、スピーカーからはラジカセの音がしたので・・・ぐわっかり・・・ 元が悪いとアンプを通しても音は良くならないのだわ・・・

コンボ、TV、PC、と接続したら、それぞれ良い音が出た、が、全部本来のスピーカーから聞けるわけだから・・・この装置・・・要らん買ったかも・・・  PCには、USB DAC+AMPで聞こえるようにもしとるし・・・

案2: 既存コンボを改造して、コンボ+コンボスピーカー と コンボ+波動もどき を切り替えられるようにする。

これについては以前、師匠に相談して良い方法を教わった。  

コンボを分解して既存スピーカーの配線を外に出す。(完全置換え)  

あるいは、12ピンのOn-On トグルスイッチで、既存スピーカーと波動もどきの2系統のスピーカー配線を切り替えられるようにする。 (トグルで切替え)

今日は、案2 を実現するべく工作開始・・・

12ピントグルスイッチ、スピーカーターミナルを通販で買った。  1000円程度の部品に1000円程度の送料がかかった・・・

そしてコンボの裏カバーにスイッチ用とターミナル用の穴を空けた。  ドリルで連穴を空け、間を小刀でカット。

穴あけ

このコンボ、スピーカーボックスの中にでっかいトランスがデン!と入っていた。  こ・こ・こ・・・これって、い・い・の?  中国製だから?  こうなってるのが普通なの?  

スピーカーボックス中のトランス

まあ、出来ちゃってるものは仕方がない・・・わな・・・

内部のスピーカー配線は、基盤上に小さなソケットが2つあって、両方とも、そこから細~い赤黒のケーブルがスピーカーボックスに開けられた穴を通ってスピカーに行っている。  その赤黒のケーブルは、ストッパーのつもりなのだろう、なんと・・・こぶに結んであるのである。   両方とも・・・  大丈夫なのかな・・・こんなことして・・・ その世界では当たり前なのかな・・・

今回は、基盤上のソケット==トグルスイッチの真ん中のピン、外部スピーカーターミナル==トグルスイッチの上のピン、内部スピーカーの赤黒配線==トグルスイッチの下のピン、というように配線する。  

そのためには、今、ソケット==スピーカーにいっている細いケーブルをカットせねばならない。  なぜならば、ソケットはあまりにも小さく、ソケットに刺さっているプラグというのか、プラグケースというのか、そこに入っている細い配線の外し方がよく分からないのだ。  こわれたら代わりがないので、仕方なしにケーブルをぶった切って、短くなった分を手持ちの太いケーブルをつないで長くして、それをトグルスイッチに持って行くことにした。

また、スピーカーとケーブルの接続は半田づけされているのだが、スピーカーが奥の方(正面からみると前の方)に付いていて、ウーハーは内側から、ツイーターは外側からねじ止めされているのだ。  手が届かない・・・これじゃ筐体を壊さないとスピーカーも配線も外せないのだ・・・のだ。

やりやすさの観点から、ソケット==トグルスイッチの部分を長めに取り、スピーカーに行っているケーブルに継ぎ足しをして、それをトグルスイッチに接続する。  

継ぎ足しは半田づけしようと思ったが、銅線を出してねじってその上を、ファストン端子で締め付け、ニッパーでかしめ、その上に絶縁用のチューブを取り付けた。  だから段違い、というよりも、松葉のような形で継ぎ足してある。  とにかく、つながっとりゃ~ええんやろ!   もちろん、途中にあったこぶ結びは真っ直ぐに解きほぐしたのは当然のこと。

トグルスイッチがちっこいので、半田付け作業は、ピンの間隔が狭くてもたついたが、コテを熱くして、3秒触る、3秒半田を付ける、そしてコテを放す、というスタイルでやったら綺麗にうまくいった。  実はこれ、あるサイトで教わりました。  

間隔が狭いので、下手すると銅線のヒゲなんぞが隣のヒゲと接触してショートなんてこともあり得るかも、と思い、絶縁のために真ん中の列にだけ網戸の留めゴムを輪切りにしてはめ込んであります。  この網戸の留めゴム・・・ここぞというときによくお世話になっております。

そして配線完了!  

右に12ピンのちっこいトグルスイッチから12本の線が出ている

共鳴胴スピーカー工作で学習した、リードのキッチンタオルで作った吸音材を、一応貼ってておこうかな・・・音が良くなるかもしれないからね・・・

こちらはすっきりしたスピーカーボックスに吸音材

トランス入りのスピーカーボックスにも吸音材。
右上に継ぎ足した松葉配線が見えるでしょ。 絶縁ゴム、緩んで隙間があくので後でガムテープで周囲を巻いた。

年取ってるから使い方を忘れてしまうかもしれないので、裏ボードにきちんと説明を書いておいた。

上:外付けスピーカー、下:内部スピーカー、左:外付けスピーカー出力端子

いよいよスピーカーを取り付けてテストしてみる。  まず、AM放送から・・・

あれっ音がでない・・・トグルスイッチが逆だ・・・逆にしたら音がでた。   トグルスイッチって・・・上に倒すと中央のピンが下側のピンに繋がるのね!  わしゃ倒す方につながると思って配線しちまった。  そんなのどこにも書いてないじゃないの・・・

しょうがね~、訂正じゃ

しかし、この訂正文気持ちが悪い・・・上に「下」、下に「上」、と書いてあるのがどうもワシのバランス感覚からすると気持ち悪いのだ。

再び訂正  上側には、「上:内部SP」、下側には、「下:外付けSP」 と書き直した。  前の文は黒く塗りつぶした。  不思議なもんだね・・・これだけで気分が落ち着いた・・・

最終注記

内部配線の途中で、裏ぶたを外したことで、いろんなソケットプラグがはずれた。  FMアンテナ線に行くソケット、RCA inに行くソケット・・・など。  元には戻しておいたけど・・・間違ってたら・・・ 一応コンボの全機能をテストをしておいた方がいいな・・・

ということで、

AM放送 OK
FM放送 OK
レコード OK
カセットテープ OK
CD OK

これだけの機能が詰まっているのだ、このコンボ・・・  デノンの10周年記念モデルで、"昭和・音聴箱"(おとぎばこ)GP-S50 という。  すでに生産終了となっている。  当時は7万円くらいしたみたい(倅から女房への何かのプレゼント)。  デノンって昔のコロンビア・・・一応・・・メーカー品だ・・・が・・・

なぜか音がこもってあまり良い音で聞こえなかった。  キャビネの中に置いてある所為なのかな、とも思っていた。  だから・・・孫が遊びに来たときにジブリのCDを聞くくらいしか使っていなかった。

テスト中に使った音源・・・昔懐かしいものがいっぱいあったので、しばらく聞き入ってしまった。
娘が小学生のころ、ピアノの連弾をしたテープ。  途中でワシは頭が真っ白になってしまって伴奏が入っていない部分や演奏が停まった個所があった。  手に汗かいたそのころの記憶がよみがえって懐かしかった・・・当時を思い出し、家族で笑ってしまった・・・

しばらく聞いたことのないFM放送・・・非常に良い音がする。  AMはただの拡声器の音。  レコードはUSで生活しているとき、倅が小遣いためて買ったものをかけてみた。  女房が若いころ買ったレコードは、子供らが小さいころ、ボールペンやクレヨンでいたずら書きしたので、ブツブツと雑音が入るが、倅がUSで買ったものは傷一つなく、きれいな音を再生する。  

傷のないレコードなんて久しぶりだ。  昔が・・・懐かしい・・・なあ・・・喫茶店・・・コーヒー・・・デート・・・ジャズ・・・グレンミラー・・・スパゲッティナポリタン・・・大阪での記憶が・・・走馬灯のごとく・・・うるうる

吸音材を入れた所為なのか、ケーブルのコブをなくした所為なのか、トグルスイッチのために配線をいじった所為なのか・・・理由は分からないが、音が変わった・・・ 良くなったのだ。  FM放送でステレオ感がする。

波動もどきと同じように音が澄んで、低音に深みが出て良く響く・・・ どちらで鳴っているのか区別しにくいくらいの良い音になった。  ホント。  

やってみるもんだね~! 

今は、どちらのスピーカーでもスイッチ一つで切り替えられるコンボのセット、これです!

じゃじゃじゃ~ん

音楽は確実に生活を楽しくする。  それも安上がりに。  TVはもう不要だ。

  

 

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