よろず淡日

淡海の日夏で 今どきよろずや
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ブリキ星で絵の展示します

2020-10-13 | 店番


店番担当の個展のお知らせです。
西荻窪のギャラリーブリキ星で、19日(月)から展示します。
どうぞよろしくお願いいたします。

「反故と日常」川﨑美智代展
2020/10/19(月)-25(日) 12時-19時(最終日17時まで)
ギャラリーブリキ星

杉並区西荻北5-9-11 電話 03-5938-8106
burikiboshi.o.oo7.jp

・・・・・

ブリキ星では、2004年から2008年の間、3回の展示をさせていただきました。
当時のブリキ星は古道具や工芸の常設に加え、
毎月企画展を行って工芸や絵画の作家を幅広く紹介しておられました。
加川さんはいつも和室に静かに座っていて、尋ねたことに丁寧に答えて下さいます。
仕事の帰り、西荻の駅を降りて、商店や住宅の間をゆっくり北に向かって歩く、
そのようにブリキ星を訪れることは、
時間の流れの早い生活の中で絡まった心を回復させる、とても大切なひと時でした。
高い天井からの光は、気持ちを温かくほぐしてくれました。

東京在住の時は抽象的な絵を描いていましたが、
関西に転居して環境が変わると、風景を描くようになりました。
自分の居場所を確認する意味もありました。
関西はどこからでも山が見えます。大阪では生駒のなだらかな山並み、
彦根は、近くに山頂が古墳で神社もある村の山、遠くに比良山系と伊吹山。
旅先の紀州は急峻な斜面と海岸線の対比。
風景を見ているのは私ですが、絵の中では未生の時間から山を眺めている、というような感じになります。
いろいろなものが出て来て還るところ、私の今の風景はそんな場所です。

関西に転居してから展示の機会も少なくなっていたところ、
今回12年ぶりに個展のお話を頂きました。
その間、自作展以外に、アトリエひこの作品と古道具を展示した「そこここ」展(2013年)にも関わりました。
ブリキ星の空間、加川さんとの会話で心を支えてもらったものとして、
この場所にブリキ星があり続けてほしいと、切に願っています。

・・・・・
展示にあたり、10/16(金)-26(月)、淡日の店の方はお休みさせていただきます。相すみません。
東京の後、11月には彦根・淡日のギャラリーでも展示します。
こちらもどうぞよろしくお願いします。


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