昨夜はパソコンも開けず早めに就寝した。何故なのかと言うと、朝自転車で出勤途中でタイヤがまたパンクしたのだ、昨日に続いて2回目である。同じところが2度もパンクすると言う事はチューブを替えても意味がないと思った。多分ホイールに異常があると思ったから僕は自転車を押しながら職場まで歩く事にした。場所は芦屋の御牧大橋を渡ったばかりの所だった。職場まで約6キロ位ある。僕は歩く事は一向に苦にならない、しかし、自転車を片手で押しながら一時間以上歩くのは初めての経験だった。自転車の車輪を外してタクシーのトランクに収めてタクシーで行くことも考えたが、タクシーは拾わなかった。急ぎの仕事もなく何時に職場に行っても構わないからだ、それにタクシー代だってかなりかかるはずだ。職場に着いてすぐ車に自転車を積み込みサイクルショップに行った。詳しく調べてもらったらホイールも他の場所も異常はなく。細い釘かピンを踏んだのだろうと言われた。ロードバイクのタイヤは普通の自転車のタイヤよりもかなり細い、このため、路面が粗いところや歩道の段差が苦手なのだ。ヘルメットや本格的なウエアーに身を包んだロードレーサーが車道しか走らないのはこのためだ。僕の通勤コースは広い歩道を選んで走っている、車道は殆ど走らない、車道を走っている時その真横を車が猛スピードで走りぬけるのは気持ちが悪い、まして、それがダンプや大型トラックだともう恐怖で背筋が凍りそうになる。自転車を避けるため大きく間隔を取って通過する人もいるが殆どが自転車との距離は数十センチだ。中には携帯電話で話ながら運転している大馬鹿野郎もいる。交通死亡事故で自転車の占める比率は高い、日本の道路は車中心に作られている、自転車が走る事など想定していない。やれ、省エネだエコロジーだとか言いながらこの国は何を考えているのだろう。欧米では自転車と車が仲良く共存している、だから、ブランド物の自転車メーカーは殆どが欧米に集中している、僕の「山頭火1号」はカナダ製だ、そして次に狙っている「BD-1」はドイツ製だ。自転車に関しては「MADE IN JAPAN」は影が薄い。オリンピックの自転車競技でヨーロッパ勢が上位を占める理由は「自転車が人々の生活に如何になじんでいるか」だと思う。
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