なすがままに

あくせく生きるのはもう沢山、何があってもゆっくり時の流れに身をまかせ、なすがままに生きよう。

禁煙

2005-06-19 20:08:28 | 昭和
僕がたばこを止めて3年と10ヶ月になる。それまでの僕は喫煙歴30年のヘビースモーカーだった。マイルドセブンを毎日2箱吸っていた。家でも車を運転中でも、もちろん仕事中もヒマがあれば一服していた。タバコが健康に良くないとか肺がんになりやすいとかわかっていた。しかし、「酒もタバコもうまいのは健康の証」だと自分に言い訳していた。ところが平成13年頃から血圧が高くなり始めた、もともと血圧は高めの方だった。しかし、時々めまいがしたりするので医者にかかったら「高血圧」と診断された。上が200、下が120、重篤高血圧だった。それから、病院で処方された降圧剤を服用すると血圧は上が160、下が100にまで下がったがそれでも正常値まで程遠い。僕は血圧を下げる方法を模索しだした。ネットでいろんなサイトを覗いた結果、「禁煙」と「運動」「食事」に注意すれば血圧は正常値になる事を学んだ。運動と食事は何とかクリアできた、問題は「禁煙」である。それまで、禁煙は何度も挑戦した、いずれも失敗している。そんな時禁煙に成功した知人から有効な方法を教えてもらった。それは「禁煙ガム」だった。薬局で売っている「二コレット」で禁煙出来たと言うのだ、早速、近所のドラックイレブンで二コレットを買い求めた。たばこを吸いたくなったらこのガムをかむだけでよい、通常30日位タバコの代わりにガムをかむだけで禁煙できるという。「本当かいな、信じられんの」と言う気持ちでガムをアゴが痛くなるほどまで噛み続けた。そして、10日ほど経過した。その間タバコは一本も口にしていない、禁煙中に味わうストレスも全くなかった。さらに10日経過した、タバコを吸いたいと思う気持ちはどこにもなかった。その時点で二コレットガムも止めてみた。やった~!「禁煙成功だ」以後3年と10ヶ月タバコは吸っていない。二コレットはそれまで日本では販売が認められてなかった医薬品だった。欧米では早くから販売されていたのだが、JTと厚労省の政治的な癒着が原因で日本での発売が遅れたと週刊誌に書いていた。こんなすばらしい商品をもっと前に知っていたらもっと早く禁煙出来たのにと僕は政治家を恨んだ。禁煙に成功して、運動も水泳やランニングを開始して半年後位から血圧も正常値になった。もちろん食事も油脂を控えたものにした。水泳もそれまで500m位で息切れしていたが禁煙後は一キロ連続で泳いでも平気になった。心肺能力が高まったからだ。禁煙は身体にも精神にもメリットがある。だが禁煙して一つだけデメリットがあった、それは、居酒屋に行きたくなくなったのだ。居酒屋では殆どの人がタバコを吸う、お客だけならまだしもカウンターの中の従業員まで吸っている。タバコを吸わない者にとってタバコの煙とか匂いはたまらなく不快なのである。数年前まではヘビースモーカーだった僕がここまで変わるとは想像もしなかった。二コレットのおかげで僕は健康を取り戻した、そして、運動の喜びも味わうことが出来た。「二コレットありがとう」

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