「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」とは
よく言われるが、「斉藤一人」さんは「過去は変えられる」という。
その発想が面白い。
「私の過去は暗かった。辛かった。いやなことばかり」と言っている人は
未来も変わらない。「暗い、辛い、恥ずかしい過去」と思っているのは自分の主観。 たとえば、
「寝小便をするので、修学旅行にも行けなかった。それで友達から“ね小便小僧” とあだ名され、つらかった。同窓会で皆に顔を合わすのも怖い」という人。
「伊能忠敬はね、50歳から日本地図を描いたんだ。僕なんか子供の頃、毎晩“世界地図”を描いてたんだぜ」って、笑い飛ばしてしまえばいいんだ。
こうして、悲しい、暗い、辛い過去を明るく、楽しかった過去に変えていくんだ。それであなたの未来も変わる。
つまり、過去の評価は変えられるということ。
“謀反人”という悪い評価を植え付けられてきた明智光秀も今や時の人。あの時代の英雄。麒麟児だ。
私も「明暗箱」を掲げて、「暗を明に変えること」と 説いている。
「斉藤一人」さんの話は、正に、その実践だ。