お家芸のが お家芸でなくなってきている。時代が
変わったと感慨に浸っているうちに、日本の文化は
外国人に横取りされつつある。
相撲でさえ、今やモンゴル、ロシアと外国勢が優勢。
日本人の 99.9%は 土俵の上での相撲なんかやったことも
ないのではないか。それなのに「国技」とはおこがましい。
私は相撲は「国技」ではないと考えている。かつて文部省も
「国技と認定した事実はない」と発表している。「国技である
相撲は・・」などと、相撲協会が言ってるのは“詐称”なのだ。
柔道や空手も今や、愛好者の数では、オランダ、フランス、
ロシアに負けている。ロシアで見た空手は、もう日本のもの
とは異質なものに変化している。
スポーツだけではない。尺八も今や外国人のプロが50人以上
登場してきた。ついに中国(台湾)にも現れた。日本のとは
音階が若干違うが、音量、音質、テクニックは日本人顔負け。
循環呼吸もなんなくこなす。
中国では、尺八が毎年1000本以上売れているという。
尺八は“日本の楽器”“日本の心”などと言っていられなく
なってきた。世界制覇をめざそう。