現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「終活」スタート !

2017-04-25 10:13:13 | 虚無僧日記

神社の立て看板に「昭和23年生まれは古希(70歳)」とあった。

まだ満69歳だが、数え歳では70歳になるからだ。それを見て愕然。

子供の頃、尺八吹きといえば、ヨボヨボの爺さんばかりで、

印象が悪かった。60歳になったら尺八はやめようと思って

いた。老醜をさらすのはみっともないからだ。

それが今 69歳。「老練の極み」「熟成された芸」と言って

くださる方もいるが、ホンモノを理解してくださる方は少ない。

そんな思いの中、Youtubeで『砂の器』を観た。加藤剛の

劇場映画版と、中居くんの連続テレビドラマ版。いずれも何度も

見ているが、乞食姿に身をやつして放浪する父子の姿に

人並以上に反応する私。虚無僧で全国放浪して人知れずに

朽ち果てたいという思いはつのる。

過去をすべて消し去ろうとした「和賀英了」こと「本浦秀夫」。

「宿命は変えられる」という言葉に感化されて、私も 過去の

遺物をすべて捨てることに 決心がついた。

過去を捨て去って、それは私の人生の終わりになるのか、

新たなスタートになるのか。神のみぞ知る。

 



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