現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

⑦鴨の湯と遍路宿

2008-08-18 06:21:31 | H20./8月 四国の旅
鴨島は、徳島線の特急停車駅で、吉野川沿いでは
ちょこっと大きな町だが、閑散としている。
駅でウロウロしていると、男性が話しかけてきた。
「泊りは野宿です」と云うと、それなら「鴨の湯に
行きなさい」と、親切に教えてくれた。
「四つ目の信号を左に折れてスグ」とのことだったが、
例によって、三つ目から四つ目がえらく遠い。
かなり歩いて、ようやく四つ目の信号を左折。
「そこからスグ」も 500mだった。

広い駐車場と空き地の真ん中に円形の建物。そこが
鴨の湯。近郊在郷の人も入りにくる銭湯らしい。
中に入ると、元気のいいお姐さんが、虚無僧の恰好
を見て「遍路でいいんですよね!」と。反射的に「はい」
と返事すると「そこに自動券売機がありますから、
“歩き遍路”を押してください」と。なるほど、一般
400円だが、歩き遍路だと360円とお安くなっている。

中は、一般の銭湯よりは広い。露天風呂もある。
肩から太ももまで刺青をした親分さんも、ここでは
にこにこ。周囲の人から「会長」と呼ばれていた。

さて 一風呂浴びて外に出ると、建物の横に無料宿泊所
なるものが。3畳ほどの狭い小屋が二つ。屋根と三方を
板で覆っただけ。ネットで見知ってはいた。

外人の女性が二人。若い日本人女性も1人。あとは
学生か。都合7,8人が泊ることに。無理だ。外の
ベンチで寝ることにした。
外の方が満天の星を見ながら気持がいい。隣のベンチ
では、京都から来たという若い女性が しっかり寝袋を
用意して お休みになっていた。

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