現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「広告」を出すと酷(ひど)いことに

2012-06-06 14:46:10 | 虚無僧日記
さて「毎日新聞」に広告を出したことで、
「こちらは『毎日新聞』の広告代理店○○ですが」
「『読売新聞』の代理店△△ですが」と次々と
電話がかかってきました。

その中の一件、「わたくしィ、この前、たまたま
名古屋に行きましてェ、『毎日新聞』買ってみたらァ、
一路先生の広告見ましてェ」と、ズーズー弁で
誠実そうな声に、つい「お宅の会社はどこですか」と
聞いてみました。
「会津若松ですゥ。野口英世のォ、会津です。
ご存知ですか、来年 NHK大河ドラマで『山本八重子』が
放映される“会津”ですゥ」と。

「会津」と聞くと弱い。「ふるさと支援」の気持ちで
付き合いに乗ってしまったですぅ。

さて6月1日付、『旅行読売』に広告掲載されると、
翌日には「掲載誌」と振込用紙が送られてきました。

そして中に もう1枚「お知らせ」と書かれた紙。そこには、
こう書いてありました。

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最近、広告等が掲載された後、当社とは全く関係のない
複数の広告会社から勧誘の電話がかかってきたり、広告
掲載料の支払いを求めてくることがあります。

広告掲載料の誤認支払いや、過剰頻度の電話、営業の
妨げ、精神的負担などが発生した場合は、最寄の警察署、
商工会議所ほか、困りごと相談窓口、消費生活センター
等へ相談されることをお勧めします。

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まあ、ご丁寧なことですが、そういうあなたも「毎日
新聞」の広告を見て、電話をかけてきなすったんでしたね。

そして、この予告?通り、「このたびは掲載いただき
ありがとうございました。ついては支払いの件ですが・・・・」と
かかってきましたですゥ。全く関係ない業者が、広告代金を
自分の口座に振り込ませようという魂胆でした。危うく、
そちらに振り込むところでした。まさに“生き馬の目を抜く”
ハイエナですね。

「振り込め詐欺」電話撃退

2012-06-06 09:16:10 | 虚無僧日記
2月に「毎日新聞」に「吸江流尺八一路会」の広告を
出したことで、しょっちゅう「広告詐欺」の電話が
かかってきました。

電話番号は「非通知」か「07」「08」で
会社名も所在地も特定できません。

無視して電話に出ないでいると、何度も何度も
掛け直してくるので たまには、電話に出ます。

「あ、先生ですか、原稿版下できました」と。
「そんな、契約した覚えがない」と言っても
「え、先日お電話で了解いただきました」と。
「契約書は あるんですか?」と言うと、「いや、
電話で了解いただいたでは ないですか」と、
何度でも繰り返す。

初めは、親しげだが、だんだん脅迫じみてくる。

意外なことですが、日本では、「書面による
契約書」がなくても、口約束でも、法的に契約は
成立するのです。それを 先方は言ってくるのです。

「言った」「言わない」は水掛論です。
「では、いつ電話をいただきましたか」と聞くと
「先月初めです」という。

そこで「私の方は、(電話の)『着信履歴』を
とってありますので、この電話番号からの
着信はありません」と、

そこまで言うと「わかりました」ガチャン。

これで終わったかと思うと、半月ほどしてまた
同じように掛けてくるのですから、もう困った
ものです。

今度は、マネージャの鈴花がでました。

「先生に了解いただいています」というので、鈴花は

「ああ そうですか、先生は なんでも受けてしまうん
ですよね。今までにも随分、あっちこっちに広告出しました。
でも、あとで一度も支払っていません。そもそも先生には
支払い能力がありません。自己破産していますから、
支払いの管理は、管財人の私がやらせていただいて
います。ですから、いくら電話をいただいてもも、
そちら様にとって無駄だと思いますが」と。

これで「わかりました」ガチャン。

「口約束」も契約と同じ効力

2012-06-06 08:56:56 | 社会問題

「英米法では、詐欺防止法で、重要な契約は必ず
書面でしなければならない」とされていますが、
日本では、不動産などを除き、一般の商取引では、
「書面を要する」と定めた法律はありません。
ですから「口約束」でも法的には有効で、約束を
守らなければ、法的な制裁を受けることになります。

株の売買なども、電話一本でやりとりして、後で
決済となります。いちいち「売買契約書」を交わし
ません。


それは、私も知っていました。千代田生命の広報部に
勤務していたとき、広告代理店が、「広告」の企画書を
持ってきます。番組や新聞広告欄の内容などを書いて、
○○万」と明示してきますが、定価で広告を出すことは
まずありません。そのうちに締め切りが迫ってくると、
200万が「50万でもいいですから」、ついには「5万で
お願いします!」と泣き付いてくることさえあります。
その電話のやりとりだけで 契約が成立してしまいます。

広告業界の悪しき慣習です。それで、締め切り間際に
1枠について、複数の営業マンが同時に契約をとりつけたら
どうなるのか。ずっと疑問に思っていましたら、なんと、
ほっかむりして、CMを出していなかったことが、
ある時発覚し、問題になりました。広告代理店とは、
大手でもそんな実態でした。

そういえば、2月に出した「毎日新聞」など「広告
掲載紙」すら送ってきません。「代金の振込」を
FAXしてきただけです。本当は、厳しくチェック
しなければいけないのでしょうが、鷹揚な私です。

その後、「毎日新聞」に出した広告を そのまま
コピーして「版下できました」とFAXを送って
きたところがありました。なんと住所が違っていました。

でも それで ちょっとは ホッとしています。
いかがわしい業者が 家まで押しかけてこられたら
かないませんから。