カッキーのランニング&農業 日記

ランニング&農業が大好きなおじさんの日記

隠岐の島3

2007-06-21 22:40:46 | ランニング

ついに隠岐の島ウルトラのスタートラインに立つことが出来ました。
もうウルトラのスタートラインに立つことは無理だろうと思っていたので、
ほんと感激で何が何だか分からないくらい緊張していました。ほんとここまで連れてきてくれたのは、はっぴーずの仲間のお陰で感謝感激です。
まさかこの時、この先完走出来ないなんて夢にも思っていなかったのです。
5時にスタートしてほんと気持ちよく、朝日が登るのも見て、朝早くから島の人がたくさん応援してくれたことがほんと嬉しかったです。
10km、20km、NAOちゃん、モンドさん、せれさん達と快調に気持ちよく走れました。異変があったのは20km過ぎからで、左足の指に早くもまめが出来、早々と止まって、バンドエイドを巻きました。モンドさん達とも離れ、完全に一人旅になってしまいました。これから30km過ぎの250mのアップダウンも無事乗り越えました。それから40km過ぎにさしかかった頃また左足の指に痛みが走り、たまらず止まって見るとなんと血豆が出来てしまっているではないか。これもまたバンドエイドで切り抜けたまでは良かったが、42km過ぎから以前から心配していた左足の膝が痛みだし、この痛みが最後まで苦しめることになりました。
これから痛みがだんだんひどくなり、スピードもがくんと落ち、だいだいキロ6分半できていたペースが8~9分位になり、48kmのレストハウスの休憩まで何とかたどり着きました。ここで、何とか治療して、後半巻き替えせれば何とかなると信じていました。ここで、できるだけの処置をして行きたかったが、テーピングもしてもらえず、痛み止めも飲むことが出きずにアイシングを少しだけして、少し腹ごしらえをして急いでスタートしました。
ここからさらに苦難の道が始まりました。1kmも走らないうちに、痛みは出てしまい、もうどうしようもなくなりました。応援の人の声援もかえって負担になるくらいでした。もうそこからは、走るよりは歩く方が多くなり、何とか60km前の昨日見学した洞窟までたどりつきました。もうここでやめようかと何度も思いましたが、何とか後10km走って70kmまでは行きたいと思い何とか痛みが治まるのを信じて頑張りました。
ここからはコースの最大の難所の3つの大きなアツプダウンがあり、殆ど歩きばかりで少し走ると足にきて、もう残り時間もだんだん少なくなり、ついにリタイアが頭をよぎりました。でも、他の若いランナーも中高年のランナーも残りの力を搾り出し、完走を信じて頑張り、中には倒れこむ人も出て来ました。みんな頑張っているのにここでやめれないと気力をふりしぼって、やっと最難関の3つ坂を越え70kmまで何とか走りましたが、でももうここで限界でした。次の70.8kmの関門は何とか10分前にクリアしたものの、次の関門の77.8kmはもう無理とわかり、もう気力の限界で10時間20分余りの走りの後、リタイアを決めました。
ほっとしましたが、みんなの顔がよぎり、皆まだ頑張っているんだろうなと失望感だけがよぎり、一緒に走ったランナー達とも話をする気にはなれませんでした。初めて収容者というものに乗り、10数名余りのランナーが乗っていましたが、皆疲れ果てて元気なくうなだれていました。でも皆よく頑張ったですよね、でもコースが予想以上に厳しく現実は厳しかったです。ほんと泣きたいような心境でした。
(次に続く)

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