たらちね日記

日々のつぶやき

「寂庵」

2008-02-02 10:50:22 | Weblog
先日、京都に出掛けたとき
静かな郷のいっかくに、「瀬戸内」と表札のかかった屋敷前にさしかかった。

天台宗の尼僧がなぜ ここに?と思いつつ門を入ってみると
「寂庵」と控えめな表札があり法話の会のチラシがおかれてあった。
寺を去りここで執筆活動をされるとのこと。
今年は「源氏物語」誕生1000年・寂聴さんが源氏物語を現代文で全十巻に監修
されて十年の節目でご多忙のようだ。


昨日NHKの「生活ホットモーニング」で医師鎌田実氏との対談は
この「寂庵」からのもので
「老いと死を語る」
屋敷の中は小さなお寺の本堂のようで祭壇があって
静かな場所だけに、安らぎを感じました。

【今月のことば】

自分が世の中にたった一人しかいないということを自覚してください。広い世の中のどこを探しても、同じ人間はいない。一人ひとりがかけがえのないたった一つの命を持っています。

自分の命が大切だとすると、友達の命も大切です。だから、その人を傷つけたり殺したりしてはいけない。

人間 には「誇り」があります。誇りというのは、自分が自慢できることです。自分は他人とは違うということに誇りを持ってください。ただし、他人の誇りもきずつけないで。いい友達をつくるには、友達のいいところを認めて、尊敬してあげることです。

やさしいということが、人間の一番すばらしいことです。他人を思いやるということは、想像力があるということ。
それが愛です。