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くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

カツオ漁不振。

2014-04-16 | 食物関係

一昨日の高知新聞朝刊は 1面トップが 県内カツオ漁不振 の見出しとなり
漁獲高は例年の 6分の1の水揚げといいます。

漁師は 船を出しても燃料代にもならず 小売鮮魚店も頭を抱えているとか。 

目には青葉山ホトトギス初鰹の季節を迎え 例年なら スーパーにも初鰹が
並ぶ時期ですが なかなか出んねと思っていたら この記事です。


                            
新聞によると 沿岸さお釣りは漁獲量が落ち 専門家の見解では 記録的不漁
になる可能性もある とのことです。

土佐の1本釣り この代名詞にもなった 土佐佐賀明神丸のさおにも カツオが
かからず 同じく 引き網漁も不漁続きとのこと。


そういえば最近 スーパーに並んだカツオのたたきは 発泡に並んだ数切れの
ものばかりで 節売りがないので買いましたが 以前と比べると  こりゃ えらく
薄く切っておりました。

カツオのたたきは 厚く切らないと 美味しくありません。

県内では昔から この時期には 各家庭でカツオのたたきが作られ 同じ県内でも
地域により 家庭によって それぞれに味が違います。


母の作るたたきは これとほぼ同じく ワラで焼き 焼いたものをすぐに 氷水で
締めます。

こうすると それ以上は熱が伝わらないため 焼いた表面と 生部分にくっきりと
線が出て 見た目も美しく仕上がり 農家ですから 豊富にあるワラで 焼き始め
から終わりまでワラ焼きで 風味豊かなたたきとなりました。

お店で出されるワラ焼きたたきは 最初段ボールなどで焼き 仕上げにワラ焼きで
香り付けされるようです。

海に近い夫の実家では 薄切り玉ねぎ 青じそ スライスニンニクを散し 自宅で
その時期採れた柑橘類でポン酢を作るため 初鰹と戻り鰹では使う柑が違います。 

母は 1本買ったカツオの 骨も捨てずにタケノコと炊き 鰹のたたきと共に食卓に
並ぶため この季節のごちそうを 待ちかねたものです。


初鰹の漁獲量がこれなら 秋の戻りガツオも期待できず 県民食ともいえる魚は高級魚
となって 店頭に並んでも 庶民の手の届かぬ値段がつけば 食べることもできません。

ここ数年 カツオ漁はじり貧の不漁続きで さらに今年は 記録的な不漁となっており
原因は 熱帯域での過剰漁獲ではないか 国際的な資源管理が必要  と専門家が
述べておりました。

                 

                 

                 
                 
   

コメント (26)
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