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くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

お化粧会。

2013-11-30 | 日記

週一の 母のヒアルロン酸注射の日です。
ベッドへ横になり ズボンをまくりスネを出して 先生を待ちます。

「あらっ! 〇〇さん マニキュアしちゅうね おしゃれじゃねぇ」
腹の上に置いた母の手を見て 看護師さんが言いました。


ん? と見るとなるほど 母の爪にマニキュアが塗られており
ラメ入りの爪もあります。

「だれがやってくれつろぉね  覚えちゃあせんが」
聞いても ベッドの母は忘れております。

注射が終わり 施設へ帰って聞いてみると このフロアは1昨年
たった1人いたおじいちゃんが亡くなり 現在おばあちゃんばかり
9人となったため 若い職員の提案で お化粧会が始まりました。

おばあちゃんにお化粧をし マニキュアを塗って 髪もきれいに
整えてもらい その日はおばあちゃんでなく 女性になります。

「あたしゃあ そんなもんは せん!」
かたくなに断っていた100歳が近いおばあちゃんも お化粧を
して鏡に映る自分の顔を 1日中笑顔でながめると聞きました。

夜 お風呂の時間にお化粧を落としてもらい マニキュアも取る人
が多いと聞きましたが母は 娘に見せる と取らなかったそうです。

それなのに娘を見ても 自慢のマニキュアを忘れておりました。


昭和2年生まれの母は お化粧やおしゃれがしたい娘時代に戦争があったため
生きていくことに精一杯で 嫁いでからは野良仕事で 着飾ることや顔へ塗ること
も無縁と思える人生を送ってきました。

今やっとお化粧ができ 施設の職員の厚情で 今まで塗った
こともなかった マニキュアまでしてもらいました。

母ちゃん とっても似合おうちゅうよ また来週くるきね
娘の言葉に母はにっこり笑い マニキュアの手を振りました。
 


             
             

             



                       

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時間を戻して。

2013-11-29 | 日記

矢沢永吉の唄う 『時間よ止まれ』 は好きな曲の1つですが
時間を戻して と訴えた人の話には 柿をはぐ手を止めました。


マーク・トウェインの 『王子とこじき』 のような話が 現代にもあったという驚きです。

原告A氏が誕生した昭和28年の病院で ほぼ同時刻に誕生した男児と取り違えられ
それぞれが別の家庭で成長し 当人が60歳になった今 取り違えの事実が科学的に
証明されたという 小説のような話が 朝からワイドショーをにぎわせております。

誕生した男児A氏は裕福な家庭 一方B氏はアパート1間に一家が住む貧しい家庭で
B家の子どもとして育てられたA氏は 2歳のとき養父を亡くし 養母は生活保護を受け
ながら兄弟を育てたとされます。

中学を卒業したら働く運命にあったA氏は 働きながら定時制高校に通い 大学へは
進学できずで インタビューに答える氏はくり返して 大学へ行きたかった と述べて
おりました。

かたやA家の子どもとして育てられたB氏は 大学受験までの年月を家庭教師が付き
兄弟全員が大学や大学院に進み 皆が一流企業に就職しております。

A家 B家ともにすでに両親はなく 間違われた両氏は 実の親と養父母をも 共に
亡くしたことになり 両氏ともに生まれ落ちたそのときから 実の親とは永遠の別れ
をしたことになります。

入れ替わった2人の人生です。
なんという 運命のいたずらでしょうか。


王子とこじき はいたずらで衣服を取り換えたため起きたことであり 当人同士は
解っており 最後はハッピーエンドとなりましたが 両氏は運命に翻弄され 60年と
いう長い年月を費やして やっと元に戻った形になります。

「違う人生があったとも思う  生まれた日に 時間を戻してほしい」
原告A氏が語る 長い々々今までの時間は もう決して戻りはしません。

穏やかな語り口の氏は 進学は諦めざるを得なかったが 貧しい中でも養母には
かわいがってもらった 兄弟とも仲良く育った という言葉を聞いて 見る側も胸が
熱くなりました。

赤ちゃん取り違えがなければ 決してできなかったろう裕福な生活と そして
教育を身に付けてもらったとはいえ B氏も被害者であることに違いはありません。

裁判所は病院側に 損害賠償金3,800万円の支払い命令を出しましたが
60年前にミスを犯した病院も 当時のスタッフは もうだれもいない事でしょう。
 

              

                


 


                     

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あだたぬ男。

2013-11-28 | スポーツ関係

松山 日本に 『あだたぬ』 男
昨日の高新朝刊に 松山英樹選手が大きく載っております。

第33回カシオワールドオープン が始まりました。


松山選手は 松山市出身ではありますが 高知の明徳義塾高を
卒業しており 高知県民から見ると おらんくの選手という思いです。

坂本龍馬を 『土佐にあだたぬ男』 と武市半平太が評したそうですが
あだたぬ は全国区ではなく 土佐の方言になります。


    
あだたぬ とは収まりきらないという意味になり 龍馬は土佐に収まり
きらない男 松山選手は日本に収まりきらない男 ということになります。

あだたぬ男 の見出しは 県民ならすぐに解り 龍馬をも連想できて
ここが地方新聞の良さであって 高新の記者は なかなかのセンスです。 

現在 世界ランキング25位 押しも押されもせぬ 『世界のマツヤマ』
に成長した あだたぬ男が この4日間 どれほど魅せてくれるのか
楽しみであります。


室戸まぜの宿の まぜちゃんから 家で採れたという鬼柚子と 普通の
柚子をいただきました。

鬼柚子のスライスマリネ レシピ付です。

なになに 輪切りにした鬼柚子にミントの葉を散し お好みでざらめと
粗塩を振り 仕上げにオリーブオイルをたっぷりかける‥‥

皮の白い部分がまた格別です  とあります。

仕上げにオリーブオイル?? 想像もつきませんがやってみます。
ありがとうございました。
 

  

              
              



              
         

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間一髪でした。

2013-11-27 | 縫物

昨日の大しけが ウソのような晴天です。
ここ数日 飛ばしすぎで疲れ プールもサボってゴロゴロです。

2時に予約の はりまや橋の歯医者さんへ チャリを踏みます。

はりまや橋のからくり時計が あと10分で踊り子の人形が出て
なるこを持ち踊りますが 待っていたら歯医者さんに遅れます。
撮りたかったけれど  う~ん  残念です。 


歯医者の帰り渋柿を買い 自転車の前かごと 両ハンドルに
ひっかけふらふらと 曲芸師のように舵を取り 帰り着きました。 

渋柿が並ぶと 買わずにいられない これも困ったもんです。
さあ お天気がいいから 精出して皮をはぎましょう。

コーヒーを飲んでからと お湯を沸かし 柿の段取りをしていると
telが鳴りました。

相手は昨日の 洋裁教室の先生です。
昨日は手順が悪く 時間が過ぎても 残った私に教えてくれました。

帰りに 宿題をもらっており
「 明日は朝一番に 覚えているうちに すぐにやります! 」
と言い帰ったものの 午後になっても まだ手を付けておりません。

こりゃ  いかん いかん‥‥
『 先生 宿題は朝一番に 済ませました! 』 と言おうとした途端
笛吹きケトルが けたたましく鳴りました。

「 先生 ちょっとお待ちくださいね 」
ケトルの火を消して 再び受話器で先ほどの 済ませました発言を
しようとしたら 先生がおっしゃるには‥‥ あらら  らら。。

今日の生徒さんが 電動ミシンのフットコントローラーを見つけ これは?
ということになり 昨日そこへ〇〇さんが座ったから 忘れていったのね
ということになったそうです。

暑くもないですが 脇の下に汗が出ました。

先生の言葉を聞かず  『宿題を済ませました』  発言をしていたら 
どうやって縫ったの? ということになり 二度と再び 洋裁教室には
              行けないところでありました。

間一髪でした。
ケトルよ  よう鳴ってくれました!
感謝  感謝です。


ピノキオはウソをつくたびに 鼻が伸びていきましたが だんご鼻は
一向に 高くはなりません。


冬になっても常緑の緑をみせる松は 青々と これはこれで美しく
ウソつきの背中へ生えるとは とても思えない。

「 ありがとうございます 明日もらいに行きます 」
小さな声で言い 受話器をそろっと置いて 深々と一礼いたしました。


 




              

           

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嵐→曇り→晴れ。

2013-11-26 | 縫物

朝 風の音に目が覚めました。
外は嵐になっており 横殴りの雨と 風が吹きつけております。

あ  と思い外に出て 干し大根と 干し生姜をしまいましたが
だいぶん濡らしました。

嵐の中をプールへ行くと 案の定人が少なく 自転車やバイクで
通っている人は この天気では来れません。

先週撮った プール横のさざんかが 風に大きく揺れております。


わずか10人でエアロビ授業を受け 仲間がいないので一人でお昼です。

「 あら~  珍しい  お一人ですか? 」 と店のお姉さんです。  
今日は 江戸前かき揚げ丼を選び ワンコインを支払って次の予定です。


月2回ある洋裁日で 手前に寄ったスーパーでは 棚の上がXmasになっており
これをちらりと見て 手芸店で糸を買います。


洋裁の先生宅へ着いた頃には すっかり雨は上がり 薄日がさしておりました。

洋裁仲間のAさんは すでに来て始めており 私も持参したミシンの電源を
入れます。

前回の教室のとき ミシンへ電気が通らず その場でミシン屋さんにtelを入れた
ところ 見なければ解らない 行きましょうか? とのことでしたが 遠くでもあり
先生のミシンを借り早めに切り上げ ミシン屋へ持って行きました。

すると ミシン屋さんのコンセントに差すと瞬時に電気が通り 先生宅の電源が
悪いことが分かりました。

今回も同じなら言おう と思いましたが今度はすぐに通ったため 前回のことは
言いません。

途中でれもんさんが来てくれ お菓子の差し入れまでいただき 皆でお茶タイム
になり ひとしきり笑ったあと 再びかかります。

先生の手直しがいっぱいあり 解いてミシンのかけ直しをしているうちに あらら
午後6時になっており 外は暗くなっておりました。

お礼を言って車に飛び乗り 7時までにドラッグストアに入らなければなりません。
今日だけの 全品1割引きの券を持っておるのです。

買い物を済ませ トンボにtelを入れます。

「 遅うなったき  ほか弁買うていくきね  なにがええ? 」
ふ~ん  と希望通り トンボにはのり弁を 自分用はすき焼き弁当にしました。

バタバタとせわしい1日が終わり あ  ほか弁撮ることを忘れたよ
と人心地ついてから思いました。

嵐から曇り そして晴れ と忙しい1日が終わりました。
    


               

              


                          

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