先日は週一の 母のスネに 注射の日でした。
昨年7月からの毎週の注射は なかなか効果が現れずですが 考えように
よっては 注射を打っているから よちよちでも 歩けているかも知れません。
整形外科は母のように スネや腰の痛い老人であふれ 前日の番取りが要ります。

呼ばれて ベッドへ横になり先生を待ちますが 毎度ここが母娘の学習の場となり
復習を繰り返します。
第1幕 診察室のベッドの上
娘 先生に聞かれたら どう言うたら ええぞねぇ
母 だいぶ よぉなりました じゃ のぉてと‥‥
え~とぉ~ 歩きはじめと 立ち上がったときに 痛いです
娘 そう そう そう言わにゃいかんよ もいっぺん言うてみて
母 なんべんも 言わいじゃち わかっちゅう
え~とぉ~ 歩きはじめとぉ え~とぉ~ 立ち上がったときにぃ~
(ブツブツ‥‥と練習)
衝立の向うの 診察室から先生登場です
先生 〇〇さん 歩きはじめと 立ち上がったときに 痛いんですね
母 えっ 先生 どぉいて 知っちょりますか?
娘 さっきの練習が 先生に聞こえたがよね
はい いつも 歩きはじめに イタタと言いますね
先生 お若いときに 無理されてますからね 気長に注射を続けましょうね
第2幕 病院を出た直後
腕を組もうとした 娘の手を払いのけて
母 さわらいじゃち ひっとり 歩けるっ!
娘 こけて 骨でも折ったら 入院せにゃいかんなるろっ!
母 そろぉど とろいこたぁ ない!
それでもムリに腕を組み 歩きはじめると
母 あの先生は あたしの病気じゃに どぉいて あんたに聞くろぉね
なぜ あたしに 聞かんろぉね
娘 あ はい はい 今度から 母ちゃんに聞くように 先生に言うちょくきね
そらぁ~ 本人に聞かな いかんもね
母 うん うん
はや 桜もおしまいじゃね
かくして 100mほど歩き施設へ着くまでに 母ちゃんのご機嫌は 直ったのであります