日曜日は朝から雨です。
五台山の山頂ももやでけぶり 公園の花の終わった桜が 柔らかい緑に変わりました。

明日は月2回の洋裁日です。
前回 ここまでやってきます と先生に約束したけれど まだ手を付けておらず いかん!
とあわてて宿題にかかります。
子どもの頃から私はどうも 切羽詰まらんとやる気が湧かん という悪癖を持っており
夏休みの宿題は 休暇の終わる直前でなければ終わらずで よって毎度母に叱られる事態
となり 旅行の時は行きの飛行機の中で その国の歴史 見どころの本を読む始末です。
『切羽詰まる』とはどこから来たのかと 語源を調べてみました。
すると切羽とは 日本刀のつばの 両面に添える薄い楕円形の金具をさすそうです。

これが詰まると刀が抜けない 転じて窮地に追い込まれたとき切羽が詰まると 逃げる
ことも刀を抜くことも出来なくなり なす術がなくなるという意味 と書かれてあります。
日本刀は持っておらず お宝鑑定団で日本刀が出てきても つばはそれぞれに彫り物や
形がちがい きれいじゃねと見ても 切羽とはここに付いていたのねと 今回知りました。
坂本龍馬は 近江屋で最期を迎えたわけですが 北辰一刀流免許皆伝の彼が なぜにああも
簡単にやられたのか 刀を抜いて応戦したろうに このときひょっとして 切羽が詰まり
刀が抜けなかったではなかろうかと おばさんは思うわけです。
さあ 切羽詰まるの語源も分かったし あとは切羽を外しミシンを踏めば 明日の授業は
次へ進めます。
こうして毎度のこと 切羽の詰まったおばさんは 付け焼刃で明日に備えます。
ついでに 付け焼刃の語源を見てみると 切れ味のよくない刀に 鋼(はがね)を足しただけ
のもので 一時しのぎ これでは切れ味は長続きせず そこから にわか覚えの知識や技術
は長続きしなく これを付け焼刃といわれる とのことでありました。