くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

再びのお四国6。

2017-07-23 00:00:10 | お四国巡礼

7月のお四国は 第27番神峯寺 28番大日寺 29番国分寺 30番善楽寺
31番竹林寺の 県内5ヵ寺を参拝しました。

まず27番神峯寺(こうのみねじ)は 歩き遍路さんには    土佐の関所あるいは
遍路ころがしと呼ばれる難所で 大型バスが入れないため マイクロバスに
分乗して登り マイクロを降りてから更に 山道を20分ほど歩きました。

あえぎ山門に着くと 標高450mに湧く泉からは 土佐の名水 神峯の水が
滝になり落ちており ひんやり冷たく 巡礼者ののどを潤してくれます
本堂までの石段は 長くしんどいですが 刈り込まれた庭園が見事でした
 
   
   

神峯寺を下ると温暖な海辺の地では 露地の鉢植えマンゴーが実をつけていました
 

28番に向かう途中   見晴らしのいい赤野の休憩所で 一旦バスは止まりました
この地は 作曲家弘田竜太郎の出身地で 雨の詩を サリドマイド障害のため
両手がなく生まれた辻典子さんが 足で書いた歌詞です
  
 

お昼は 海辺の果樹園で取りました
 

28番大日寺はバスを降りて 山道を20分ほど歩かねばならず 食後重くなった
お腹を抱えて 大汗で登りました
 

大日寺では護摩焚きをしており 狭いお堂の中で火を焚いて 中のお坊さんは
なんぼか暑かろうと 信心が足らん者は まずそこを考えます
 

あと3ヵ寺も残っており 体力が続くのか心配になります あと3つは全て平地です
と先達さんに励まされ   29番国分寺に到着しました 茅葺の本堂が美しいです
 
 

30番善楽寺は 土佐神社しなね様の隣にあります 3か月ほど前 母校から届いた
会報誌で 善楽寺の住職の次女が この寺の住職を継いだことを知り 孫のような
年齢の後輩の決断が嬉しくて blogへも載せました
 

この日最後の 31番竹林寺に着きました 竹林寺のご本尊は知恵の文殊様のため
受験シーズンには ご利益をいただきに 受験生のお参りが絶えません
 
     

今回のお四国は お大師様にまず 母の手術の成功の お礼を言いました
母の病院に通った15日間は 一日の歩数が 1,000歩あったかどうか。。。

そのせいでしょう 増々歩けなくなっている自分に ぞっとしました
来月はツアーが夏休み 再来月のお四国に向け 歩いておかねばなりません。

 

 

  

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再びのお四国5。

2017-06-14 00:00:10 | お四国巡礼

6月のお四国は 第22番平等寺 23番薬王寺 24番最御崎寺 25番津照寺
26番金剛頂寺の 5ヵ寺の参拝となります。

22番平等寺に着く頃には雨が上がり   続く予定の   石段修業にほっとします
 

徳島最後の札所は23番薬王寺で ここは厄除けの寺として有名です 女坂33段
男坂42段を汗だくで登ると 見晴らしがよくて 涼しい風が吹いていました
 
 

手に魚の入ったかごを持つ 魚籃観音(ぎょらんかんのん)とのこと 先達さんより
 

一昨年は気がつきませんでしたが 吉川英治著 鳴門秘帖舞台之寺の石碑と
司馬遼太郎著 空海の風景登場之寺の石碑がありました
 
   

2ヵ寺を打ち終わったところで 水野真紀さんと後藤田議員が
結婚式を挙げたレストランで お昼となりました
 

若き日のお大師様がこもり修業をしたとされる 御厨人窟(みくろど)は落石の恐れがあり
入れず残念です  洞窟から見た空と海から   空海と命名されたと聞きました   ↓一昨年の夏
初お四国時の 洞窟内の写真です
 

急なスカイラインをバスは登り 24番最御崎寺に着くと 青空になりました
 
 

この日   肥満体が最も怖れていた   25番津照寺(しんしょうじ)   通称津寺(つでら)
に到着です 天まで昇るかと思われる急角度の石段を あえぎつつ登り降りです
太子堂前には 地元の小学生が描いた 津寺の絵を展示していました
   
  

この日最後の札所 26番金剛頂寺へ到着です 今回は 途中で石段が登れなくなったら
引き返して バスで待っていようと思っていましたので ほっとしました やれやれです
  
  

時間によっては お遍路さんでいっぱいの本堂前も 静寂な時間が戻ってきます
この時間が好きで カメラを向けたくなります。 



 

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再びのお四国4。

2017-05-27 00:00:10 | お四国巡礼

月一のお四国巡礼の5月は 第18番恩山寺 19番立江寺 20番
鶴林寺 21番太龍寺の 徳島県4ヵ寺を参拝しました。

巡礼を始めた一昨年は どこの札所も初めてのため 怖いもの知らずで
行きましたが 2回目は それぞれの難所が解った分 恐怖があります。

吉野川SAで見かけました これがフェラーリなのね 2人乗りですか。

18番恩山寺へ着きました 雨が降らず幸いでした
   

19番を打ち終わり20番鶴林寺へ バス駐車場から歩く参道は 苔むしていました
 

どの札所も立派なご神木がそびえます おっと お父さん それほど反り返ったら
こけますよ  大杉にじっと手を当てパワーを 私ももらって帰りましょう
 
  

前回のお四国でとても心に残った 21番太龍寺へはケーブルで登ります
眼下を流れるは一級河川那賀川 今はイチゴ農家のシーズンが終わったばかりとか
 
  

2004年にケーブルがつくまでお四国一の難所として お遍路さんが難儀した太龍寺は
檀家を持たぬ寺ですが   毎日20人の信者が広い境内の隅々まで掃き清め   ホウキの目も
清々しく 落ち葉一つも落ちていません
 
 

もりもりと立派な彫刻や 鶴模様が浮き出た灯篭も美しく もっとゆっくり眺めたい
一日中とどまりたい太龍寺です
 
  

残念ながらシャクナゲはほぼ終わっていましたが 手入れされた新緑が美しく
紅葉の頃 また来たいと思いました
 
  

来月は徳島から高知へ入ります 今回よりもさらに 石段修業があるとのこと
今からもっと歩いて 準備しておかねばなりません。

 

  

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再びのお四国3。

2017-04-16 00:00:10 | お四国巡礼

ちょうど1週間前 先月のお四国から2週間しか経ってないですが 次のお四国へ
行ってきました。

昨年は 逆打ちするとご利益が倍増するといわれるうるう年 3年前はお四国
開創1200年で特別な御朱印がもらえたため ここ数年間お四国ブームでしたが
今年に入り 落ち着きました。

巡礼者が減り バスも昨年の半分の本数に減ったため 今月はキャンセル待ち
して参加できました。

今回は 第12番焼山寺 13番大日寺 14番常楽寺 15番国分寺 16番観音寺
17番井戸寺の 徳島6ヵ寺を打ち終えました。

12番焼山寺へは 狭い山道をマイクロバスに乗り換えて登り 布袋さまのお腹を
なでて少し歩くと 安産や子育の神様 鬼子母神がありました
 
  
  

焼山寺は 樹齢300年の大杉が何本もそびえ ひんやりと霊気を感じます 
 

焼山寺への山道途中に 四国巡礼の祖 衛門三郎終焉の地があり 手を合わせました
 

今回のお四国は 札所から札所へと続く道々に 満開の桜が待っていてくれました
 
  

13番大日寺住職さまは 韓国人の女性舞踊家です 若い頃ショーのため徳島を訪れ
大日寺に宿を取った時 妻に先立たれ傷心の住職と結ばれ結婚 子どもが生まれた後
住職は亡くなり 彼女がここ大日寺住職につきました 檀家の反発などの大変な苦労が
あったそうです この日住職は留守で残念 今は息子さんが仏門を継いでおられるとか
 
  

17番井戸寺は 日照りで難儀する農村を通りかかったお大師様が 錫杖をトンと打つと
井戸が湧いたそうです この井戸をのぞき込み姿が映ると 向う3年は生きられるとのこと
何とか あと3年は命があるようです 3年したらまた 井戸をのぞきに来てみましょう 
 
 

秋にはこの銀杏が 黄金色に染まるでしょう 桜が散ると次には青葉が輝き
秋には紅葉が彩ります いつ訪れても 巡礼者の心がなごむ各札所です。

 
   

コメント (8)
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再びのお四国2。

2017-03-25 00:00:10 | お四国巡礼

前日は雨が降り 明日は晴れてねと願った お四国の日が来ました。

再びのお四国2回目は 第6番安楽寺 7番十楽寺 8番熊谷寺
9番法輪寺 10番切幡寺 11番藤井寺の徳島6ヵ寺を参拝します。

どの札所も早咲き桜が満開で 参道の山桜がチラチラ散っていました。

 
 

一昨年は初めてのお四国で バスを降り本堂までの距離も不明でしたが 2年ぶりの
各札所は ああここはこうだったと思い出し なつかしい気持ちになります
 
  

どの札所にも 必ずお大師様がおられますが こちらは池のほとりに立つお大師様 
 

般若心経は1/3ほど覚えたでしょうか 先輩方のように空でスラスラは まだ遠いです
 

バスを降りお寺まで歩く途中 無縁仏でしょうか 集落の人たちが守っているのですね
  

徳島の札所は詰んでおり 次の札所までバスで しばしのお昼寝は出来ませんでした
今回は平地の札所が多く幸いでした 次のお四国までに 歩きの速度を上げなければ。。

    

 

コメント (6)
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