ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ONODA 一万夜を越えて」

2024年03月14日 | 実話をもとにした映画
2021年公開の日本+多国合作映画の紹介です

監督は、アルチュール・アラリ。
ベルナール・サンドロンの著書が基になっている、日本人の自伝映画です。
主演・出演は、遠藤雄弥、津田寛治、仲野太賀、松浦祐也、
千葉哲也、諏訪敦彦、イッセー尾形。


(あらすじ)
『“必ず迎えに行く”あの人はそう言った・・』
フィリピン、ルバング島。
背中に草を結わえた蓑を付けた小野田寛郎は、草わらの中に花を手向け「また来る」とつぶやきます。
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1944年12月和歌山県。
航空兵に希望するも高所恐怖症の為所属できなかった小野田は、陸軍中野学校に入校します。
谷口少佐は特別な訓練を施します。
その後、小野田は陸軍少尉としてフィリピン・ルバング島に派遣されました。
既に配属されている指揮官たちは小野田の指示に対して経験不足だと不平を漏らすのです。
間もなくアメリカ兵の姿を確認し、小野田達は射殺します。
ところが撃つ前に「War over(終戦)」と叫んでいたことで、日本兵たちは騒然とするのです。
しかし終戦情報は罠に違いないと小野田は言い切り、これからの作戦を考えます。
全滅を避けるため別れて行動するうち、小野田は島田伍長、小塚一等兵、赤津と4人で森の中に潜み地形を確認し始めるのです。
1950年。
拡声機を使った日本語の声が聞こえ、小野田達は隠れて様子を見ます。
叫んでいるのは父親に似ていて、小野田は涙を流し始めました・・・

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フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本による、国際共同製作作品で、監督さんはフランスの方です。
ベルナール・サンドロンの著書は、「ONODA 30 ans seul en guerre」。
「小野田 戦争で一人で30年も」というような意味です。

この映画は、フランス・セザール賞で作品賞、監督賞など4部門にノミネートされていて、
脚本賞を受賞しているようです。
カンヌ国際映画祭では、ある視点部門オープニング作品だったんですね。

174分の長編ですが、30年小野田の心の持ちようがリアルに物語られていました。

青年期役は、遠藤雄弥。
テレビドラマ、舞台、映画の出演がたくさんあります。
今年36歳なんですね。
「ゴジラ-1.0 」(2023)の出演もあるようです。

成年期役は、本人にとても似ている津田寛治。
この映画のついて曰く、
「俳優、スタッフが骨身を削る思いでジャングルと格闘し、
エキセントリックで情熱的な監督の世界観を具現化した。」




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
監督はフランスの方、日本の役者さんたちは素晴らしかったです

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