大阪市の橋下市長が、成績が悪くクラスについていけない子は留年させよと宣もうた。当然これに反発もあるのは覚悟の上と思う。やりかたはいろいろあると思うが、進級せずにもう一年間をやり直しという留年だ。
また非常に劣る科目だけを、もう一年勉強させる方法があるから、もし実施するならとりあえずは後者になるだろう。いずれにせよ、こういった子はどこでもいる。先生もそんな子に精力を割かなけれなならないし、ほかの子に十分目が向けられない。そのようなことで足を引っ張られる子もあるに違いない。
ぼこ爺の小学生のころの75年ほど前、やはりそのような子が学年に5~6人はいた。(当時は1クラス50人ぐらいの記憶)そしてそんな子が先生やほかの児童たちの足を引っ張るので、迷惑を蒙ったことが頻繁にあった。結局目に余る子は《落第》して再度やり直しというのが数人いた覚えがる。
当時は戦前で体罰など相当厳しくとも、教師に逆らうことは論外という風潮とはいえ、落第については保護者のほうも当然なことだと賛意していたように思う。そのお陰で(?)ほかの児童らも安心して授業を受けていたように思う。しかし今振り返ると、中には生活保護家庭で勉強が思うように出来ない気の毒な事情の子もあった。
本筋に戻すと、橋下市長がつぎつぎと打ち出す施策の一つであり、反対があってもやってほしい。これは本人のためでもあるし、周りの人たちも理解して、そのような子を支援してほしいと願う。たとえ科目だけの留年であってもやるべきだとおもう。
そこで昔を振り返ってみると、中学校時代(義務教育ではなかった)は、1クラスに3ー4人の落第生があるのは当たり前で、幸い(?)ぼこ爺はすれすれだったが・・・それで奮起した者、退学した者があった。これは一般社会にも繋がっていくのではないだろうか。