ぼこ爺のまだら雑記

じじいがブログをはじめました

こちらのモーニングはいらん。あちらのは欲しいがね

2012-12-15 18:46:43 | 日記

 山中教授がノーベル賞授与式に参加されている映像を見た。
そして参加者の男性が、一様にモーニングスーツ(燕尾服)に白いワイシャツを着用した姿と荘厳な雰囲気が、こちらまで伝わってくる。そのなかで山中教授のモーニング姿が一段と映えて見えるようだ。

 そんな状景を見ていたとき、はたと気がついた。(そうだ私にもモーニングがあったなあ・・・すっかり忘れていたがね)と。それは25年前、次女の結婚式に、新調して作った。英国の老舗メーカーの高級生地をお気に入りの店で仕立てたもので、決して安くはなかった。そして3年後、後になってしまったが、長女の結婚式で2度目の役目を果たした。

 だがそんな貴重な(?)な燕尾服(ここではこんな呼び名がぴったりかもしれん)・・・つまりモーニングスーツが2度のお役目以外は日の目を見ること無しにタンスの奥に収納されたまま、すっかり忘れさられたのである。現代は特例を除けば、すべてが略式の服装で済んでしまう。つまり衆目が認めるようになったのではないか。私もこの後の慶弔の出席は、すべて略服で済ましている。

 それ以後、すなわち昭和60年(1985)から23年経った今、このモーニングは遠い遠い存在になってきたかもしれない。もし気が変わって、何処かの慶弔にモーニングで出            席したら、誰しもが(こんなジジイが何か間違えたか、脳の病気か?)と奇異な目で見るだろう。だが残りの人生を思えば、栄誉ある表彰なんか絶無だけに、もう3度目に着ることはあれせんということだ。
もし棺桶で着用したら、葬式屋が文句をつけるだろう。

 クリーニングして防虫剤で保管してバッチリだが、たぶんネットオークションに出しても成約不能だろう。
ならば近日、燃えるゴミの袋に入れて処分してもいいが。
そこで思うには、行付けの喫茶店で、週に3度ほどだが、モーニングコーヒーだけは欠かしてはいかんと再認識をした。
古きよき時代の「モーニングスーツ」を捨てて、明日もモーニングで目覚め、あぁ今日も生きているな・・・ということを自覚してみよう。
 

新品同様だけど、ゴミ袋行きかねえ

  

 

       このモーニングならいつまでも・・・・・

   

 

 

 


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1 コメント

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good morning (atikotimaru)
2012-12-17 16:11:24
毎日、朝は喫茶でモーニングとはうらやましい。
もっとも、貸衣装もありだそうですから、孫にも衣裳ですね。
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