****新聞の記事から****
名古屋駅前の本格的な開発が始まった1965年当初に12階建てビルが竣工した。
そして名称は「大名古屋ビルヂング」と名付けられ、当時の駅前のシンボルでもあった。しかし周辺に高層ビルが建ち並らんでくると、老朽化して未耐震ビルであるから空室も増えてきた。
こうした状況のため、建て代えることになり、50年の幕が降りた。この一件については、9月26日のブログで投稿しております。
そこで取り壊しについて、関連の新聞記事と写真がでたので、
かねてボコ爺の関心事でもあったから、チョッと書く気になった。
いまはビルの名称は「〇〇ビルディング(Building)」という。
だがこのビルは「ビルヂング」であって(ディ)が(ヂ)である。
いま50年前を振り返ってみると、ビルだけではなく、その他でも有ったような気がしてきたわね。至近な例では「ジーゼルエンジン」では4~50年前は「ヂーゼル」という文字を見たような気がするし、自らもそのように書いた覚えがあるがね。
日本人の耳の入力がなせることだったかもしれんわ。
だがよく考えると、初から日本語の語句では(ジ、じ)は(ヂ、ぢ)と標記した文言が多かったような気もする。 小学校時代の本には、自動車をカナで⁽ヂドウシャ」と書いてあった覚えがある。
いまでは当たり前だが「ジドウシャ」でパソコンのキーでもローマ字入力では「JIDOUSYA}とキーを叩くが{DIDOUSYA」ではない。
ところが「痔」は普通は「じ」だが、ある有名専門店では、「ぢ」の専門といううたい文句だ。ちなみにパソコンで「ぢどうしゃ」を漢字変換してみると「ぢ同車」になってしまった。「ぢぶん」は「ぢ文」だ。つまり現代では「ぢ」は死に文字になったかもしれんわ。
冒頭に戻すと、「大名古屋ビルヂング」の「ヂ」は新ビルになっても、名称はそのまま引き継ぐと決まったのは、古い感覚のボコ爺にとっては、と手嬉しい限りだぎゃあ・・・と言いたい。
思うには、日本人は目よりも、耳に入った音声語をそのまま日本的に固定してしまうようだ。例えば、「エア・コンディショナー(air、conditioner)」が正しい名称だが、日本的には「エアコン」と略しつしまう。ボコ爺と同年代の方は「エヤコン」と(ア)が(ヤ)と書く。
まあ書き出したらキリがないがね。さて、ほかの方はどんな感相だったか・・・と、知りたゃあがね。
ビルヂングです
有名な痔薬専門店の看板(ぢ)