ぼこ爺のまだら雑記

じじいがブログをはじめました

「まわし」をキチンと締めておらんと相撲ができんぞ

2012-11-13 15:20:49 | 日記

 11日から、大相撲九州場所がはじまった。今場所は新横綱の日馬富士の活躍が期待されているが、一番緊張する初日に勝ったが、2日目は無念にも負けてしまった。そこでボコ爺が思いを新たにしたことがある。相撲は「まわし」があってこそ技を存分に発揮して勝負をつけれる。そんなのはあたりまえだのクラッカーと言われるかもしれないが・・・。

 「まわし」は一人では締められない。部屋の付き人や後輩らが協力してガッチリと締める。そして、四股、鉄砲や柔軟体操などで心身を整えて土俵に上がるまでの間の準備段階を踏む。つまり勝負の決着をつける前に、さまざまな準備が不可欠だ。それもいい加減ではいかん。スポーツは勿論、囲碁将棋でもおそらく食事などを調整し、沐浴して対局に臨む。まあこれらの行動は誰しもが知っている常識で、今更ではないだろう。

 そこで痛感したことは、口喧しいオバサン大臣が自分勝手に大学の認可を取り消す。反論されて取り消しを取り消す(認可)という、まことにお粗末だ。挙句に3校は宣伝になったから学生が増えるかもしれんと宣うとは恐れ入りやの鬼子母神だ。たしかに駅弁大学が乱立して、潰れるのが増えて、学生たちへの悪影響、そして国や地方の補助金の無駄遣いなど、早晩に整理すべきことは自明の理であるから、所管大臣のお気持ちはよく解りますが・・・。

 政治に関するブログは原則避けているが、相撲の「まわし」でちょっと言わさせて頂きたい。この一件もそうだが、昨今の状況の殆どが(結論ありき)で決めようとする。野党が噛みつき、いつまでも堂々めぐりで辟易する。つまり事前の「まわし」がなされずに決めようとする。本来は「まわし」とは、名古屋弁で「なんにもマワシはしとらんぎゃあ」は、つまり(支度や準備)をしていないことをいう。

 これは政界に限らず、企業や財界、医学、スポーツ界、そして吾々の日常社会も然りである。いろいろの決めごとを一気に行うと必ず摩擦が起き、なかなかまとまらない。例えば高飛び選手は軽めの運動で身体を馴らし、気を鎮めるまでの準備と、せいいっぱい助走をしてバーを越える。こうした一連の行為、つまり「まわし」といった順序をふまえなければ飛び上がれないことは言うまでもない。

 ボコ爺も現役時代、そして今でも独断で決めた挙句に失敗することがある。そこで自己流に解釈すると、物事の決着には、必ず準備が必要である。そして目途がついたら、関係者と協議し、助走して早期決着(または結論)をする。また、一般的には「まわし」を(根回しをする)という。従って、殆どの場合、(根回し)は(必要悪)のようにいわれるが、人が生きていく以上は世界共通の(必要な行為)だと思う。

 あえて言えば今の政界、そして三党合意など(下手な根回し)から生じる不測の事態は、如何なものかと思いたくなる。つまり、相撲の「まわし」と同様にキチンと締めないと、中途半端な(根回し)は、取り組み中に緩んで、股間の(根)がポロリとなるかも・・・。何卒慎重に願いたいものだ。

まわしは、しっかりと締めて勝負せなあかん》   


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1 コメント

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Unknown (Hiro)
2012-11-13 17:07:30
これでfacebookで読めるようになり。便利です。
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