あぁ、2012年も余すところ1日だ。
なんべんも言うが、ほんとに月日が経つのは早い。一体何をやったのか、と思い浮かべても、際立ってはやっていない。
ところが、年末が迫ってくると、何かしら追いたてられてくる。まぁ、どこでもある年末行事だから致しがたいことだ。
恒例の年賀状は24日にポストへ。来年の日記帳も買い、不精している髪も床屋で済ませて、25日からガラス戸の拭き掃除から始めて、電灯の整備、浴室の天井、壁とタイル床、そして浴槽の垢とり。また玄関まわりと庭の掃除を済まし、締めは仏壇を清掃して磨けば、ボロ家もサマになる。
これらは数年前では2日間で済んだが、今は4日がかりだ。
ところがまだまだ我が家の恒例行事がある。
昨29日は、檀家寺へ歳暮として精米3kgに寸志を添えて年末の挨拶に。さらに平和公園墓地に赴き墓参を済ました。
このあとデパ地下ではスーパー以外の特別のオセチ食材を買う。いくぶんケチって、昼食は煮込みうどんで済ませた。
そして今日は、早朝からバアさんの「餅つき」が始まる。
と・・・いっても(電動式餅つき機)だから労力はいらないが、前日から洗米、水浸しの準備、そして搗きあがった餅伸ばしや鏡餅つくりは、すべてバアさんが裁量と作業をこなすので、ジジイの出る幕がないしやらせてももらえん。
しかしこの(餅つき機)も20年余の老機だ。年に3回ほど働くが、ギイギイと、ときどきモーターの異音があるので、いつお陀仏になるかもしれん。まぁ正月には、夫婦と孫ら2組の娘家族が当然のようにきて、オセチを食べ、特級酒やえびすビールを飲み、そしてお雑煮餅で仕上げるのが定番だ。そして余りものは2組が均等にお持ち帰りになる。
それにしても、80歳のわがバアさんは、よく動く。
大掃除をやり、自転車のペダルを漕いでスーパーなどへ買い物、餅やオセチ料理をつくる。その上に寺に挨拶、墓参、デパ地下で買い物をこなすスタミナにはジジイは脱帽である。
まあ今は、2人とも持病こそあれ、他人さまの世話にはならないていどの健康を維持しているが、明日はわからんがね。
それやこれやで今年も過ぎ去ろうとしている。
率直に言ってこの歳になると、もしこれらの定番行事をしなければ、ただぼんやりと行く年を見送るだけで、新たな年の関心も希薄になってしまうかもしれんがね。
昔、一茶か芭蕉かが「正月は 冥土へ参る 一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし」と詠んだ句は、しみじみと実感せざるを得なくなってきた。
これらのことは他人さまには無縁のことでしょう。
どうか良いお年をお迎えくださるよう祈念申し上げます
わが家のモチは20年余の老朽餅つき機のおかげ
搗きたてのモチだから、すぐには角切りはできない
小生1週間ほど前から体調を崩し、歳には勝てんと自覚することしきり・・・。
まあ、大騒ぎするほどのことは無いので、未だ当分は持ちそう。
でも庭の手入れは、全くせずの年越しになりそう。
では、来年も宜しく。