いよいよ名駅前の「大名古屋ビル」が10月から解体取り壊される。そして今日をもって総ての活動事業が終わる。そこで私は9月23日の最終日に「大名古屋ビル閉館記念写真展」を観てきた。
1965年に竣工以来約50年、その幕を閉じるのだ。当時の駅前は毎日ビル、豊田ビルなどの平凡なビルていどだったが、このビルが竣工したころは、好景気が到来する前触れの時代だ。高層ではないが地上12階、地下が4階だが、規模の大きさ、内部施設など充実、豪華な造りの評価が高く、各企業が競って入居した。
当地のサラリーマン連中なら誰しもが経験したと思うが、屋上の「ビヤガーデン、マイアミ」での乾杯のひととき。私も40代そこそこの働き 盛りの時代に何度もここへ訪れた。しばしの憩いを同僚や部下たちと、満天の星空を見上げ、心地よい夜風を肌に覚えながらジョッキをよく傾た懐かしい想い出のビルでもある。
3年後には新装ビルが、周りの高層ビル群に伍して登場するという。そこでお別れイベントとして、これまでのビルにまつわる数々をジオラマと写真展が催された。そして私なりの想い出のひと時に更けだのである。だが、新装ビルになって発足しても、吾が老いぼれジジイは、着実に天国行きの階段に向かう。いささか侘しいが・・・まださらばには早いぞ。
まあそんな感傷の風を肌に感じながら観て回りながら数10枚カメラに収めたなかの一部をご覧下さい。
写真展のポスター
着工前 昭和33年の駅前」ロータリー噴水手前側に建つ
向かい側に毎日ビルと豊田ビル
右側が名古屋駅 その向こうが名鉄百貨店
昭和33年4月 鉄骨が完成して全容が判って来た
平成24年9月 最近の大名古屋ビル 屋上のマイアミが懐かしい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます