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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

乗客は一人だけだっ… た?

2016年04月12日 19時34分54秒 | バス運転士
先日、次は終点・某駅となった時… 車内から“何かのキャラクターの喋り声のような鳴き声のような… とても可愛らしくて面白い音”が聞こえてきた。私は「携帯の着信音? それともアラーム? 最初からバスの中で寝るつもりだったのか… あるいは、バスの到着予定時刻にセットしていたのか… いや、バスは遅れていないから違うよなぁ~」などとゴチャゴチャ考えていた。

すると、再び同じ音が聞こえてきたのだが、その持ち主が「悪い」と思ったのか「恥ずかしい」と思ったのか… 音の発生源を手で覆ったかバッグに入れたかしたようで、一回目と比べてかなり小さくなっていた。終点に到着して、私が両扉を開けると、中扉から1人の若い女性が降りて行ったのだった… 「えっ!? 1人だけだったの? だったら何か声を掛けてあげれば良かったなぁ~」と思ったオッサンであった…(通報されるぞ!)

翌日、同じく終点・某駅に到着… 私は「ご乗車ありがとう~」と、いつもの台詞を言いながらバスを止め、両扉を開けたのだが… 物音一つしなかった。「おや? 少なくとも、さっき乗ったおばさんがいるはずだけどなぁ~???」と思った私は、運転席から身を乗り出して車内を見たのだが… 乗客が一人もいなかったので、「あれ? おばさん… 何処で降りたっけ? そもそも何処で乗ったっけ? う~~~~~むむむむむ…………… 思い出せん!」となってしまった。

休憩室に入った私が、そのことを話した後、「いかん、本当に思い出せん。マジでボケてきたかも…」と言ったところ… 掃除のおばさんから「やだ、怖いこと言わんでよ」と言われて、「ん? えっ… そういうことぉ~???」と、こっちが怖くなってしまった。でも、あれがおばさんじゃなくて、前日の女性くらい若かったら少しは…(少しは何なんだよ!) ん? 前日の女性も、実はあれで… あの“面白い音”も、実は“ラップ音”だったんじゃないかって!? ほぉ~ あちらの世界も、時代と共に変わるんだなぁ~ ハハハ…