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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

危険なお年寄り

2015年11月08日 16時33分35秒 | バス運転士
ある日、ある大きな交差点の右折レーンへ進入して行った時、「この台数ならば、私のバスも矢印信号で右折できるな」と思ったのだが… なぜか前を行く右折車の流れが悪くて間に合わなかった。その理由は、停止線の近くまで行った時に分かった。

そこへ近付くまで、前を行く右折車の陰で見えなかったのだが… 横断歩道の直前、中央分離帯の上… 左手にスーパーのレジ袋、右手に火バサミを持ったお爺さんが立っていたからである。そう、お爺さんは、歩道にいる仲間と一緒にタバコの吸い殻などを拾っていたのだ。そりゃ、車はスピードを落とすわなぁ~

また、別の日の早朝… 某総合駅へ向かっている途中で信号待ちをしていた時、交差点のすぐ先で路肩のゴミを拾っているお婆さんたちに気が付いた。私は「まさか… 信号が変わっても、そのままってことはないよなぁ~」と思った。

が、信号が青に変わって車が一斉に動き出すと、お婆さんが歩道に上がったので、私は「そりゃ、そうだよねぇ~」と思いながらブォ~ンと… と、と、ところが! バスが接近しているにもかかわらず、お婆さんが再び路肩に下りたので、私は「プッ」と軽くクラクションを鳴らしたのだった。

すると、お婆さんはビックリしたように歩道に上がり、私もゆっくりと通過したのだが… ひょっとして、仕事熱心なお婆さんが他のゴミを見つけたのか… あるいは、お爺さんの写真を落としてしまったのか… そこに100円玉でも落ちていたのか… 一つのことに神経が集中してしまうのはお年寄りの… そして私の特徴である。