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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

週末になると、こんなことも…

2014年10月25日 22時24分21秒 | バス運転士
ある土曜日の朝10時頃の営業所前ターミナル発・某駅行き(遠回り)… 私のバスは乗客ゼロで発車した。「さすが土曜日、楽勝だなぁ~」と思いながら一つ目のバス停を通過、2つ目のバス停で1人、3つ目のバス停で1人… と、楽勝だったのはそこまでだった。


その先の右折する交差点で、思ったよりも車が多く、一回余分に信号待ち… まずはそこで3分遅れ… その後の各バス停から1~5名の乗車があり、おまけに「土日切符ください」もあり… 以前にも書いた“週末だからスイスイ走れるだろう的な机上の空論ダイヤ”では、遅れない方が不思議で… 9番目のバス停で、すでに17番目のバス停の時刻になっていた。


そんな中… あるバス停では、おばさんAが千円札と10円玉を出したので、私は「まず10円玉をこちらへ…」と運賃投入口を指し示し… と、その時! その後ろのおばさんBが千円札を出して「土日切符!」と言ったので、私は「ちょっと待っ…」と答えながら「ん? 何か変な音が…」と思った。


すぐに私はおばさんAの方に視線を戻したのだが、運賃投入口(小銭専用)の中から「ガサガサ… クシャクシャ…」という“嫌な音”が聞こえ… おばさんAの手には千円札がなく… 恐る恐る“投入された硬貨が見える運賃箱の小窓”を見てみると… そこには、あってはならない“野口英世さん”の姿が…


言葉を失った私は、おばさんAが持っている10円玉を見て「そんなもん、どうでもいいや」と思いながら「こちらへ…」と運賃投入口を指し示し… 「カラン」という硬貨が落ちる音を聞きながら、自分の財布から現金を取り出し… 「こんなの… どうやって上司に証明するんだ? ま、いいわ… もう、どうでも…」と思いながら、おばさんAに800円を手渡したのだった… あぁ、手痛い出費… こうなったら、キャリーオーバー中のロト7で… 800円どころか800,000,000円ブチ当てたるぅ~~~!(オマエに当たるのは罰だけだ!)