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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

強化月間のカラクリ!?

2014年10月02日 20時40分17秒 | バス運転士
昨日から10月ということで衣替え… ではなく、先月の運転士ミーティングで予告された“左折時一旦停止強化月間”の始まりである。早速、始業点呼で運転士の唱える“呪文”が「私は左折時一旦停止します。横断よし!」みたいなモノに変わっていた… 本当に必要ならば、道路交通法に取り入れてもらえばいいんじゃない? すべての車が“何が何でも左折時一旦停止”して… 日本中の交差点が、とんでもないことになるよ。ハハハ…


さて、“左折時一旦停止”の実施率の算出方法は、ハンドルを左に切った時にバスが止まったかどうかを“デジたこ”が記録して… なぁ~んてことはなく、モニター採点シートに“左折時一旦停止”という項目があるので、モニターのチェックを集計したものだと思われる。実際には、止まると同時に「横断よし」と言わなければ、点数をもらえないと聞いて驚いた私である。(おいおい、他人事かよ!)


また、今月を強化月間とする理由について、「左折時一旦停止の実施率が低いまま上がってこない(約60%)」という話なのだが… 実際のところ「モニターを見抜いた時だけやっている」という運転士さんもいるようなので、本当の実施率はもっと低いと思われる。だ・か・ら! ちょっと前にも書いたように、これは多くの運転士さんが「そこまでやる必要はない!」と思っている証拠で… 何処かの国が独立か否かで国民投票したように、運転士投票してみたらどうだろう? ま、結果は火を見るよりも明らかだけどねぇ~!


さてさて、“左折時一旦停止強化月間”ということで、誰が何をするのか? 多分… 各営業所の上司たちが手分けしてバスに乗ってチェック… 上司はモニターと違って“覆面”ではなく… さすがに上司が乗っていれば“左折時一旦停止”するだろうし…(何処かの誰かを除いて…) その“100%近い実施率”を、通常のモニターによるチェックの実施率に加えれば、必然的に実施率がアップするので、上の方が「余は満足じゃ!」となるのだろう。


正直な話… 交差点の形状・明暗・天候などによって、「止まっても見えない!」なんて場合も多々ある。また、「この位置で止まれば、すべての方向の安全確認ができる!」というものでもない。一旦停止したって、どうせ動き出さないといけないのだから、ゆっくり移動しながら「あっちはOK」「こっちもOK」と確認する方が良いと思う。


“何が何でも左折時一旦停止”なんてやるよりも、路線内の交差点での“右左折時のポイント”を講習&意見交換した方が“技術の向上”に結び付くと思うのだが… 所詮、××ない××が××しただけのことで… 取り巻き連中も××の××を××しているだけで… お客様のこととか、会社のこととか、何も考えていないようで… このままだと、本当に「人材不足で倒産!」なんてことになったりして!? あ、いや… 上の方は、すでに“Xデーが来た時の自分の行先”を考えていたりして!? ま、そこまでやられていたら… ある意味、尊敬しますよ。ハハハ…