激しいアピール・クラクション！

先日、片側一車線の道路を走っていた時のこと…　私は、赤信号になったばかりの交差点の４０～５０ｍ手前にあるバス停で止まり「あぁ～、乗降客扱いしている間に後続車に抜かれ、その中に右折車がいて…　あの交差点を突破できないかもしれないなぁ～」と思っていた。


１人が降り、５～６人が乗り、着席確認して…　私は「さてと、右折車がいなければいいのだが…」と思いながら前方を…　右を…　見た私は驚いた。前方には車が１台もなく、バスのすぐ右斜め前に車が止まっていて、その後ろにズラァ～と後続車が並んでいたからである。


どうやら、バスの後ろを追走してきたマイカー軍団の先頭車両が、道路の反対側にある某ドラッグストアへ入ろうとして…　その右折車とバスの間がビミョーに狭くて、すぐ後ろの二番手車両がバスを抜けず…　そのような状態になってしまったようだった。それでも、その二番手車両は“左ウインカー”を出していたけれど…


私は「まだ４～５台の対向車が来てるし…　ちょうど信号が青になったところだし…　バスが発車すれば、後続車も行けるな」と思って右ウインカーを出して発車…　すると、すぐに「パパァ～ン！」とクラクションの音が聞こえたので、驚いた私は「えっ！？　まさか…　ぶつかった？？？」と思って止まった。


そして、各ミラーで周囲を確認しながら「いや、そんなことないよなぁ～」と思って再び発車…　すると、再び「パパパパパァ～ン！」と、先程よりも激しいクラクションの音が…　しかし「なるほどぉ～　ただ“バスは俺の後から来い！”という意味か…」と分かった私は、構わず加速したのだった。


すると、私のバスに続いて発進した二番手車両が…　またもや「パパパパパァ～ン！」とクラクションを激しく鳴らしながら追走してきたのだった。センターラインを跨いだまま…　三番手以降の車も何台かは青信号で突破できたようだったので、私は「これで正解だよなぁ～」と自分に言い聞かせながら運転を続けたのであった…


まさか…　二番手車両が、私の知り合いで…　「お～い、松井～！」「こら～、俺だって～！」「てめえ、無視すんなよぉ～！」ってクラクションを…　いや、女性ドライバーが「ねぇ、松井さ～ん！」「ちょっと待ってよぉ～！」「私を置いてかないでぇ～！」と鳴らしてたりして！？　だったら、車ごとハグしてキスして…（そりゃ事故だ、事故！）