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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

「延着ください」

2014年10月11日 23時09分15秒 | バス運転士
昨日の朝9時頃… 通勤通学時間帯もピークを過ぎ、私のバスは約10名を乗せて順調に走っていた。あるバス停から2人の高校生さんが乗ったのだが、どうやら2人は友人同士のようで… “真面目な遅刻”とは思えなかった。ま、それはいいんだけど…


次のバス停を通過したところで降車ブザーが鳴り、その次のバス停で2人の高校生さんが中扉から降り… ず、前の方へやって来て「延着ください」と言ったのである。私は「はぁ?」と思いながら時計を確認… すると! 僅か2分遅れだったのだ。


そこで私は「あぁ~、これが噂に聞く“延着女”かぁ…」と思いながら、日付だけ記入すればいい“延着証明書”の余白に、大きく“2分”と書いて手渡した。すると、もう1人が「もう1枚…」と言ったので、「いや、代表者だけって聞いているので…」と答えた(実際、以前の点呼で「学校側と、そういう話になっている」と言われている)。


バスを降りた2人は、「なに?」「1人だけだって…」「そう… これ、2分だって!」というような会話をしていた。しかし… 私が書いた“2分”の頭に1を書き加えられたら12分になっちゃうんだよねぇ~ ハハハ… ほとんど意味なし!


営業所に戻って上司に話すと… 「以前、ある運転士さんが“1分遅れ”で延着証明書を断ったら、その学生さんから電話が入ったことがあって… まぁ、とりあえず書いて渡してあげて!」と言われたのだが… そんなの… 逆に学校側へ「5分未満(あるいは10分未満)の遅れでは出しません」と言った方がいいと思うのだが…


ん? 待てよ… 確か、その学校は公立じゃなかったような…??? まさか… その2人の親から多額の寄付金をもらっていて… 学校側も、2人の機嫌を損ねるようなことが出来ないなんてことはないだろうなぁ~ ま、でも… それじゃ~仕方がないか。ハハハ…(そんな… ベタなドラマじゃないんだから…)